ションで武田勝頼の役を勝ち取っている。織田信長役がなかなか決まらず、黒澤監督は、彼に「ちょっと信長をやってみて」と命じた。ところが「ヘタだねぇ、君は。ヘタなのに自分がヘタだって顔をしない。自覚がないのは救いようがない」とサジを投げる。くじけず「あの～」と食い下がれば「あの～、じゃないの。オレの言う通

・ホールＣなど）されることが７日、分かった。里見浩太朗（８２）が島田勘兵衛役、京本政樹（６０）が剣豪・久蔵役、「ふぉ～ゆ～」の越岡裕貴（３２）が原作で三船敏郎さんが演じた菊千代を演じる。来年は、黒澤監督の生誕１１０年。映画公開から６０年以上の間、不朽の名作に影響を受けた数々の派生作品が生まれてきた。

、東京・赤坂ＡＣＴシアター）に出演する。主人公の息子役で歌にも挑戦。新境地開拓に「最初で最後の機会だと思い真剣に稽古に向き合っていきます」と並々ならぬ覚悟で臨む。映画やドラマで存在感を放つ市原が、「世界のクロサワ」作品でミュージカルのステージに初めて立つ。「生きる」は１９５２年に公開された黒澤監督の

日、主演映画「乱４Ｋ」のトークショーを東京都内で。故黒澤明監督による大ヒット作の４Ｋデジタル修復版で、「“絵”が本当にきれい。最近つくった映画みたい」と感心しきり。これまで１６０本以上の映画に出演したが「『乱』は一番多く出演料をいただいた」と明かし、「黒澤監督には厳しく育てていただいた」と感謝した。

という。そして、その黒澤監督の傑作「七人の侍」（１９５４年）は、逆にハリウッドの映画人に多大な影響を与えてきた。翻案した「荒野の七人」（６０年）はユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンという今は亡きスターがガン・プレーを競った名作。その後、何作も続編

の名作が４Ｋデジタルリマスター版として復活。端役で出演した仲代は「当時１９歳でドキドキしながらオーディションを受けました。黒澤監督からは『なんだ、あの歩き方は』と言われて。役者は歩き方だなぁと思いました」と当時の撮影風景を懐かしそうに振り返った。同作のスクリプターを務めた黒澤組の野上照代さん（８９）