藤山健二
2018/11/29
スタート時間を早めてもまだ難問山積みの東京五輪マラソン
【藤山健二の独立独歩】東京五輪のマラソンのスタート時間が現行の午前7時からさらに前倒しされることになりそうだ。正直なところ、7時が6時になろうが5時半になろうが、酷暑の東京では焼け石に水としか思えないが、それでも少しでも早い方がいいのは間違いない。ただし、早くなればなるほどいろいろな問題が増えてくる2018/11/29スポーツニッポン詳しく見る
2018/05/12
五輪の開催国枠をどう生かすか。女子水球などマイナー種目に期待
【藤山健二の独立独歩】2年後の東京五輪に向けて、このところ各競技で開催国枠の公表が相次いでいる。五輪に出場するには通常、各国際連盟が定めている予選会や世界ランクなどの諸条件をクリアする必要があるが、もし開催国の選手がそろって予選で敗退したりすれば本番での観客動員にも悪影響が出かねない。そこで、開催国2018/05/12スポーツニッポン詳しく見る
2018/04/13
急接近のIOCと北朝鮮 東京五輪への影響は?
【藤山健二の独立独歩】いよいよ今月27日に韓国と北朝鮮の南北首脳会談が行われる。来月以降には史上初の米朝首脳会談も予定されている。北朝鮮を巡る情勢はここ数カ月で激変した。転機となったのは2月の平昌五輪であり、平和の祭典と言われる五輪の功績には違いないのだが、大会終了後も前のめりで関係改善に突き進む国2018/04/13スポーツニッポン詳しく見る
2018/03/12
パラリンピックは五輪の前に開催した方がいいのでは?
【藤山健二の独立独歩】平昌五輪に続き、平昌パラリンピックも始まった。日本勢は初日からアルペンスキーでメダルを獲得するなど、五輪に負けないメダルラッシュが期待される。ただ、残念なのはやはり五輪に比べると日本での盛り上がりがもう一つのように感じてしまうことだ。2年前のリオデジャネイロ夏季大会の時にも指摘2018/03/12スポーツニッポン詳しく見る
2018/02/03
マラソンは2回目の方が難しい。新星・松田瑞生の次のレースに期待
【藤山健二の独立独歩】大阪国際女子マラソンで22歳の松田瑞生(ダイハツ)が見事な走りで優勝した。初マラソン日本歴代3位となる2時間22分44秒のタイムも立派だが、圧巻だったのは力感あふれるその走りだ。凍てつく寒さもきつい上り坂も何のその、風を切ってぐいぐい進むパワフルな走りは、今までの日本の女子選手2018/02/03スポーツニッポン詳しく見る
2018/01/06
青学大・原晋監督の柔軟な発想に驚嘆 来季の出雲駅伝が楽しみ
【藤山健二の独立独歩】今年の箱根駅伝でもやっぱり青学大は強かった。往路Vこそ東洋大に譲ったものの、復路は山下りの6区であっさり逆転。その後も一方的に後続との差を広げ、終わってみれば2位に4分53秒の大差を付ける圧勝だった。歯に衣着せぬ物言いで毎回物議を醸す原晋監督だが、今回も「えっ!?」と驚かされる2018/01/06スポーツニッポン詳しく見る
2017/11/16
箱根駅伝の全国化に賛否両論。実現までには高いハードルも
【藤山健二の独立独歩】正月の風物詩、箱根駅伝の全国化が検討されているという。100回目の記念大会となる2024年に関東以外の大学の参加を認め、それ以後も「全国大会」として開催していく。参加方法や出場校の数などは今後検討するとしているが、平均で軽く20%を超える視聴率をたたき出す人気イベントだけに、早2017/11/16スポーツニッポン詳しく見る
2017/11/06
陸上界も来季から世界ランク制を導入へ 日本への影響は?
【藤山健二の独立独歩】国際陸連(IAAF)はこのほど、世界ランキング制度を導入することを決めた。来年3月までに詳細を詰めた上で運用を開始し、19年の世界選手権(ドーハ)や20年東京五輪の参加基準として利用する。世界ランキングはすでにゴルフやテニスなど多くの競技で導入されており、陸上も他の競技と同様に2017/11/06スポーツニッポン詳しく見る
2017/10/28
30年前の中国スポーツ界で何が行われていたのか。ぜひ解明を
【藤山健二の独立独歩】ロシアに続き、中国にも過去のドーピング疑惑が持ち上がった。中国代表チームの元医師という女性がドイツ公共放送ARDに告発したもので、80~90年代に中国ではドーピングが横行しており、その間1万人以上の選手が関与していたという。これを受けて世界反ドーピング機関(WADA)は独立部門2017/10/28スポーツニッポン詳しく見る
2017/10/18
お台場海浜公園の水質問題 最良の対策は懇切丁寧な説明
【藤山健二の独立独歩】2020年東京五輪のトライアスロン、オープンウオーターの会場となるお台場海浜公園の水質が問題となっている。東京都と組織委員会が本番と同じ時期の7~9月に行った水質調査で基準値を大幅に上回る糞便性大腸菌などが検出されたもので、都と組織委は記者会見を開いて調査結果を公表するとともに2017/10/18スポーツニッポン詳しく見る
2017/09/14
桐生の快挙で改めて考えたい 新国立競技場のレガシーとは
【藤山健二の独立独歩】陸上男子100メートルの桐生祥秀(東洋大)がついに9秒98をマークした。ほんの数年前までは正直、日本選手が9秒台で走る日が本当に来るとは思ってもいなかった。陸上の100メートルはあらゆるスポーツの原点と言っても過言ではない。ボールや器具などは一切使わず、複雑なルールもない。ひた2017/09/14スポーツニッポン詳しく見る
2017/09/03
東京で奇跡を起こすためには真夏のレースを避けては通れない
【藤山健二の独立独歩】20年東京五輪のマラソン代表を懸けた戦いが始まった。男女各2人を選ぶ19年秋の「グランドチャンピオンシップ」(GC)に出場するためには、まず日本陸連が指定した大会に出場し、設定タイムをクリアしなくてはならない。その初戦となった先月の北海道マラソンでは男子の村沢明伸(日清食品G)2017/09/03スポーツニッポン詳しく見る
2017/06/29
あなたは東京五輪の開会式に何を求めますか?ただ今ご意見募集中
【藤山健二の独立独歩】3年後に迫った東京五輪の開会式に関するさまざまな意見を募集するためのウェブサイトが開設されている。「日本・東京を世界にアピールするために、開会式・閉会式において何を伝えるべきか等をまとめ、演出の方向性となる基本コンセプトについて皆さまから意見を募集」というのが、サイトを開設した2017/06/29スポーツニッポン詳しく見る
2017/06/14
東京五輪で一気に増える男女混合種目 素晴らしいことだが課題も多い
【藤山健二の独立独歩】国際オリンピック委員会(IOC)の臨時理事会で、20年東京五輪の新種目が決まった。先日の世界選手権で吉村真晴、石川佳純組が金メダルを獲得した卓球の混合ダブルスやバスケットボールの3人制、自転車のBMXフリースタイル・パークなどが今回新たに承認され、東京での実施種目は339種目で2017/06/14スポーツニッポン詳しく見る
2017/04/08
ついに一本化が実現する東京五輪のマラソン代表選考 裏を返せば…
【藤山健二の独立独歩】2020年東京五輪のマラソン代表選考が、今までとは異なる方式で行われることが判明した。まず今夏から19年春までの各指定大会で一定の成績を収めた選手が19年秋以降に行われる代表選考会に進出。そこで上位に入った男女各2人は自動的に代表決定となる。残る1人は19年秋から20年春までに2017/04/08スポーツニッポン詳しく見る
2017/03/30
男子マラソンに今必要なのは「安藤スピリット」ではないか
【藤山健二の独立独歩】8月にロンドンで開催される世界陸上選手権の男女マラソン代表6人が決まった。久々にメダルへの期待が高まる女子に比べ、男子の評価は相変わらず芳しくない。選考レースで一番いいタイムだったのが2時間8分22秒の井上大仁(MHPS)ではそれも仕方がない。だが、世界選手権はペースメーカーが2017/03/30スポーツニッポン詳しく見る
2017/01/10
青学式「劇薬」は男子マラソン界の「特効薬」となるか
【藤山健二の独立独歩】今年も箱根駅伝は青学大の圧勝に終わった。往路、復路とも他校の追随を許さず、3年連続で箱根路を制圧。出雲、全日本と合わせた大学駅伝3冠も達成し、まさに向かうところ敵なしの勢いだ。そうは言っても…と少し思ったが、レース後の原晋監督のインタビューを聞いて安心した。今後の目標について聞2017/01/10スポーツニッポン詳しく見る
2016/12/28
東京五輪の目標メダル数は82個 果たして実現の可能性は
【藤山健二の独立独歩】先日、日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部長を務める橋本聖子氏と話をする機会があった。本来の取材の目的は他にあったが、ちょうど政府が来年度予算案を閣議決定する数日前だったこともあり、自然と東京五輪へ向けての話になった。来年度のスポーツ関連予算は前年度より10億円増え、2016/12/28スポーツニッポン詳しく見る
2016/11/14
金メダルはどんな金属で作られているのか知っていますか?
【藤山健二の独立独歩】20年東京五輪・パラリンピック組織委員会は9日の理事会で、不用になった携帯電話などの小型家電から抽出されるリサイクル金属を活用してメダルを製作する「みんなでつくる!エコメダルプロジェクト(仮称)」を承認した。リサイクル金属でメダルを作った例は他の五輪でもあるが、メダル製作を目的2016/11/14スポーツニッポン詳しく見る
2016/10/09
新たなタレント発掘へ 「鈴木プラン」の期待と課題
【藤山健二の独立独歩】スポーツ庁の鈴木大地長官が20年東京五輪・パラリンピックとその後を見据えた新たな強化支援方針、通称「鈴木プラン」を発表した。中長期の強化戦略を策定し、メダル有望種目に強化費を重点配分することなどさまざまな方針が示されたが、一番の注目はジュニア世代に他競技への転向を促す「タレント2016/10/09スポーツニッポン詳しく見る
2016/09/15
五輪とパラリンピックの統合を妨げる肥大化という過ち
【藤山健二の独立独歩】リオデジャネイロ・パラリンピックでは連日熱戦が続いているが、残念ながら会場の観客席には空席が目立つ。日本のメディアの報道も五輪の時とは比べものにならないほど縮小され、盛り上がりはもう一つだ。そんな中、ネット上などでは五輪とパラリンピックの「同一開催」や「開催時期の入れ替え」を求2016/09/15スポーツニッポン詳しく見る