プロ野球番記者コラム
2019/05/17
“同志”の快挙達成に感慨/プロ野球番記者コラム
11日にロッテ角中がヤフオクドームで快挙を達成した。独立リーグからドラフト指名された選手では初の通算1000安打。「岸さんや同じ時期にやった人の前で打てて良かった」。この「岸さん」とは、ホークスの岸健太郎1軍サブマネジャー兼打撃投手のことだ。四国アイランドリーグPlusの高知に、チーム発足1年目の22019/05/17西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/16
初黒星の椎野「悔しい」 苦い経験をバネに/プロ野球番記者コラム
苦すぎるプロ初先発となった。14日の西武戦(北九州)で登板した2年目の椎野だ。強力な西武打線につかまり2者連続本塁打など、計3発を浴びての5失点でプロ初黒星となった。「まだまだ、自分の実力が足りないと感じました。悔しいですね」とうなだれた。同期の高橋礼や大竹が開幕から先発ローテーションで回る中テレビ2019/05/16西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/15
ソフトB大竹、好投生む引き出しの多さ/プロ野球番記者コラム
今季1軍先発の6試合で防御率1.02と抜群の安定感を誇る大竹の強みは、プロ2年目とは思えぬほどの引き出しの多さだ。9日の楽天戦、試合前のブルペンで調子がよくないことを自覚した左腕は助っ人との会話を思い出していた。4月上旬、大竹はミランダに対し、投球時に体が開きすぎてしまう時はどうしたらいいかを尋ねた2019/05/15西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/09
もう夢ではない球速160キロ/プロ野球番記者コラム
5日の3軍交流戦、四国アイランドリーグplus香川戦で、3年目の古谷が日本人左腕最速の160キロをマークした。「体が大きくなれば、もっと出ると思う」。大台到達にも“その先”を行く手応えを口にした。かつては夢とされた160キロ。だが、2016年に当時日本ハムの大谷が165キロをたたき出すと、今季開幕戦2019/05/09西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/04
印象的な勝利つかむ大竹/プロ野球番記者コラム
やっぱり大竹は「持ってる」男だった。新元号の令和に変わり2戦目。2日、ヤフオクドームでの楽天戦で7回無失点の好投で今季初勝利を挙げた。自身開幕から5試合目の先発でようやくつかんだ白星で、チームにとっては新たな時代を迎えての初勝利。メモリアルの1勝だった。新元号が発表された4月1日。大竹はカレンダーを2019/05/04西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/02
ソフトBドラ3野村 伸び伸びと育ってほしい/プロ野球番記者コラム
「令和の主役」を目指すドラフト3位ルーキーの野村が必死にもがいている。3月24日の2軍デビュー戦でいきなり安打を放つと、4月19日のウエスタン・オリックス戦では4打数3安打4打点と大器の片りんを見せた。順調なスタートを切ったかのように見えたが、プロの世界はやはり甘くない。20日以降の2軍戦6試合で12019/05/02西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/29
野球界の平成=イチロー/プロ野球番記者コラム
明日でついに平成の歴史に幕が閉じる。野球界では「平成=イチローの時代」だったと言って過言ではないだろう。平成4年にデビューし、同6年にプロ野球史上初のシーズン200安打を達成。その後、海を渡り、同16年にはメジャーでシーズン最多記録の262安打を放った。日米通算4367本ものヒットをマークし平成ラス2019/04/29西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/18
ソフトB川瀬 キャンプでの「後悔」糧に/プロ野球番記者コラム
4年目の川瀬がパワーアップしている。5日のウエスタン・阪神戦で公式戦初本塁打を放つと、11日の同・中日戦では早くも2号。長打率は昨季の3割3分9厘に比べ、今季は4割1分8厘と8分近くも上昇している。 「打てないと1軍で使ってもらえない。長打力を伸ばしたい」と、ウエートトレーニング量を増やし、昨季終了2019/04/18西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/12
「風化させてはいけない」/プロ野球番記者コラム
間もなく3年がたつ。11日のヤフオクドームでの試合前、2016年4月に発生した熊本地震の義援金呼び掛けが行われた。ホークスは工藤監督をはじめ、森や甲斐野らが参加。日本ハムから加わった栗山監督は子どもや高齢者に必ず腰を落として対応し、目線を同じ高さに合わせてお礼の握手をしていた。今回に限らず、両軍が協2019/04/12西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/11
東浜、嘉弥真の沖縄凱旋登板見てみたい/プロ野球番記者コラム
7年ぶりに長崎での公式戦となった9日の日本ハム戦は、10回降雨コールドで終えた。激しい風雨の中、声をからしたファンも多かっただろう。ひときわ、スタジアムが沸いたのは9回裏の攻撃。先頭で「代打釜元」がコールされた時だった。6日にプロ初安打、7日にプロ初本塁打をマーク。8年目で花開こうとしているご当地選2019/04/11西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/06
ソフトB大竹、苦い経験糧に心も成長/プロ野球番記者コラム
2年目の進化をきっちり示した大竹の投球内容だった。初の開幕ローテ入りを果たし、3日のオリックス戦で先発。打線の援護なく白星こそつかなかったが、8回途中無失点の好投を見せた。「調子は良くなかったが、悪いなりに使えるボールを見つけ何とか無失点でいけた」とうなずいた。悪いなりに-。これがシーズンを通して投2019/04/06西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/05
「平成最後」の本塁打は?/プロ野球番記者コラム
新元号が決まった。1日は本拠地で投手練習だったが、発表予定時刻が近づくと練習はいったんストップ。工藤監督と選手らがロッカーへと戻りテレビ画面にくぎ付けとなった。「証しがしっかり刻まれたというのはすごくうれしい。選手みんなが将来、そういう話ができるという意味でね」。指揮官はあらためて「平成最後の日本一2019/04/05西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/03
ソフトB和田1軍登板「開幕」への階段/プロ野球番記者コラム
今年もついにプロ野球が開幕した。ホークス担当として初めて迎えた3月29日の開幕戦。ヤフオクドームのグラウンドを包む独特の緊張感、華やかに演出された試合前セレモニー。シーズンの始まりを強く感じ、身震いがした。午後6時半の試合開始の9時間ほど前、筑後のファーム施設に姿を見せたのは、日米合わせてプロ17年2019/04/03西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/09
生きの良い若手が楽しみ/プロ野球番記者コラム
第2クールのフリー打撃で柳田のバットをへし折ったドラフト1位甲斐野の評価は急上昇中だ。振り返れば、昨秋のドラフトでホークスは小園(広島)、辰己(楽天)の抽選を外し、最速159キロ右腕を指名していた。平成のドラフトは、92年の松井秀喜をはじめ、07年高校生ドラフトの中田翔、17年清宮幸太郎など、1位競2019/02/09西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/03
不屈左腕のラストに注目/プロ野球番記者コラム
10月2日。ヤフオクドームに、笑顔の左腕が戻ってきた。今季限りで引退を発表したロッテ大隣だ。井口監督の粋なはからいで、3日のソフトバンク戦に先発予定。登板に備えてこの日から1軍に合流すると、チームよりも一足早くグラウンド入りし、プロ入りから11年を過ごしたホークスの選手、スタッフら一人一人にあいさつ2018/10/03西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/02
「やり返す」正捕手の誓い/プロ野球番記者コラム
9月30日、西武が10年ぶりのリーグ優勝を果たした。今季のホークスは一時Aクラス入りも危ぶまれたが、最大で11.5ゲームあった西武との差を一時は3ゲームまで縮めるなど、昨季王者の意地は発揮した。「もしかすると」と多くの人に思わせた底力には驚かせられた。「西武はどこからでも長打が打てる打線。今年は本当2018/10/02西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/29
「心も並外れ」大竹に期待/プロ野球番記者コラム
「今年1年が勝負」と覚悟を決めて、育成ドラフトでプロの世界に飛び込んだ左腕の心は、強靱(きょうじん)そのものだ。「気持ちの面でも並のルーキーではない」。7月末に支配下登録された大竹を、倉野投手統括コーチはそう評する。プロ初登板初先発だった8月1日の西武戦で初勝利をマーク。6度目の先発だった9月16日2018/09/29西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/12
「引き立て役」レジェンド/プロ野球番記者コラム
9日に行われた球団創設80周年記念イベントの「レジェンドデー」。2004年に三冠王を獲得した松中信彦氏(44)の1打席対決で、投手を務めたのは新垣渚氏(38)=現球団職員=だった。同年から3年連続で2桁勝利を挙げた一方、07年に25暴投の日本記録をつくり、16年に引退した。現在は「ホークスジュニアベ2018/09/12西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/08
育成組の活躍が示すもの/プロ野球番記者コラム
8月31日の楽天戦。8回に、昨季までホークスに在籍した山下が代打で登場した。2010年ドラフト会議の1位指名。斐紹の登録名だった昨年まで目立った活躍をできなかったが、新天地で迎えた8年目の今季はプロ初本塁打も放った。ただ今季もスタメンマスクは13試合。この試合で31号先制3ランを放つなど、今や球界を2018/09/08西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/01
「9月」どんなドラマが?/プロ野球番記者コラム
8月が終わった。7月終了時点で借金1を抱えての3位。正直この時には、9月に入る頃には優勝は絶望的な状況になっている可能性もあると思わざるを得なかったが、昨季の王者は意地を見せた。破竹の9連勝もあり2位に浮上。首位西武とは直接対決を7試合残すだけに、奇跡の逆転Vの可能性はまだある。9月の戦いが鍵を握る2018/09/01西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/31
3番手捕手に“休み”なし/プロ野球番記者コラム
「緊張感ある場面で使ってもらえてうれしかった。今後の糧にしたい」。4年目捕手の栗原がさわやかな笑顔を見せた。ホークスにとって7年ぶりの10連勝が懸かった28日のロッテ戦、1点ビハインドの9回からマスクをかぶった。マウンドには石川。逆転へのムードを高めるリードをと、テンポのいい投球を引き出した。「とに2018/08/31西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/30
五十嵐は言う 森の背中にサファテの雰囲気/プロ野球番記者コラム
今季最長の9連勝をマークしたホークスで奮闘した一人が、自身初の5連投を含む6試合に登板した森だ。連勝中に4セーブ、1ホールドを記録。連日のようにマウンドに向かう背番号38の姿に、ベテランの五十嵐は故障離脱中のサファテの雰囲気を感じたという。「連投もそうだけど、何か感じがね。相当な負担があるだろうけど2018/08/30西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/29
2年生だった金足農・吉田とソフトB吉住が対戦していた/プロ野球番記者コラム
今となっては社会現象となった「金農旋風」。秋田県大会から甲子園決勝まで9人で戦い抜いたチームの中心は、なんと言っても一躍今秋ドラフトの目玉となりそうな吉田輝星投手(3年)だ。「カナノウのヨシダって覚えてる?すごいピッチャーになっている」。各地で甲子園予選が行われているころ、ドラフト1位ルーキー吉住に2018/08/29西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/25
若タカのV争いにも注目/プロ野球番記者コラム
今年5月に運動部に配属されるまで一人のファンとして目の当たりにしてきた王者の強さがようやく戻ってきた。ホークスが猛チャージを見せるパ・リーグの優勝争い。一方、2軍も目が離せない状況が続いている。2012~16年までウエスタン・リーグ5連覇を果たした若タカだが、昨年は3位。雪辱を期す今季は首位阪神と32018/08/25西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/23
2018/08/18
東浜へ恩人からの「返信」/プロ野球番記者コラム
「リハビリ組のコーチ、トレーナーはじめ、皆さんがバックアップしてくれてマウンドに戻ってくることができた。この場を借りて感謝したい」。14日の楽天戦で自身119日ぶりの白星を挙げた東浜が、お立ち台で思わず感極まった瞬間だった。右肩関節機能不全で5月26日に出場選手登録を抹消された。右膝の炎症も重なり、2018/08/18西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/09
増田珠の8月9日 甲子園沸かせた男の使命/プロ野球番記者コラム
8月9日。その語呂から「野球の日」とされている。記念日を象徴するように、100回目の夏の甲子園がまっただ中だ。きょうの第1試合には、過去2度の選手権優勝を誇る横浜が登場する。 「この日に試合があるのは、本当に特別」。昨夏、同校の4番を務めたドラフト3位の増田は言う。だが、甲子園のセンターに「神様がい2018/08/09西日本スポーツ詳しく見る