君島圭介
2019/04/22
楽天・島内は星稜出身だけど「PLの4番」なのか?
【君島圭介のスポーツと人間】星野監督のいじられ役→使い勝手のいい控え→意外性の男→安定のチャンスメーカー→頼れるポイントゲッター。楽天・島内宏明のプロ8年間の遍歴を振り返ると、こんな感じだ。そして、今年はついに「チームの4番」へと変化した。それも新種の主砲を体現する。西武から移籍した浅村とウィーラー2019/04/22スポーツニッポン詳しく見る
2019/02/25
スポーツに国籍なんて重要でしょうか?
【君島圭介のスポーツと人間】つい最近までグローバリズムと騒いでいた。ところがボーダーレスのインターネット全盛になって、今度は妙に排他的な空気がまん延している。不思議で仕方ない。国際マラソン大会の通訳をしていた日本人女性が、担当したアフリカ人選手に対し、品位も知性も欠いた表現をソーシャルネットワークサ2019/02/25スポーツニッポン詳しく見る
2018/09/15
野球の言魂(コトダマ) 巨人・川相昌弘2軍監督編
【君島圭介のスポーツと人間】そこには理想の野球があった。「野球の内容が上がった。それが収穫ですね」イースタン・リーグ4連覇を目前に控えた巨人2軍の試合が9月13日、宮城・森林どり泉球場で開催された。相手は楽天2軍だ。先発は2年目右腕の高田、スタメンには新入団の1年目・北村、若林、岸田の3人を始め、遠2018/09/15スポーツニッポン詳しく見る
2018/08/25
野球の言魂(コトダマ) 楽天・高梨雄平編
【君島圭介のスポーツと人間】8月21日のオリックス戦(楽天生命パーク)後の高梨雄平投手(26)の言葉にセットアッパーの本分が凝縮されていた。「エースに勝ちがついたのは大きかった」この日、高梨の出番は6―5と1点リードの7回2死三塁の場面だった。先発の則本が6回に5失点して追いつかれたが、その裏に楽天2018/08/25スポーツニッポン詳しく見る
2017/08/07
野球の音を聴け 今宮健太の守備は音速を超える
【君島圭介のスポーツと人間】今、遊撃手は群雄割拠する状況だ。ここ数年で最も人材が育ったポジションだろう。後世に語り継がれる名手になる可能性を秘めた、ハイレベルな争い。その先陣を切ったのが、驚異の守備範囲を誇るソフトバンク・今宮健太だ。守備に就いているとき、今宮に音は聞こえないという。「音を意識したこ2017/08/07スポーツニッポン詳しく見る
2017/06/04
野球という仕事 駿太のグラブの中で打球が殺されるまで
【君島圭介のスポーツと人間】野球には9つのポジションがある。投手が注目を集めるのは、そこからボールが動き始めるから。まして人数に対して野球の競技フィールドは広い。外野手が視線を集める機会は少ない。なかでも中堅手の孤立感は特別だろう。マウンドは遠く、一番近くを守るチームメートさえも40メートル以上離れ2017/06/04スポーツニッポン詳しく見る
2017/05/26
野球という仕事 雄平が打った内角低めに「浮いた」スライダーとは
【君島圭介のスポーツと人間】ヤクルト・雄平の言葉に「?」となった。「ボールだったけど浮いてきたから」。5月20日の阪神戦(神宮)。0―1の3回2死二、三塁の場面で放った右前への2点適時打を振り返った言葉だった。「内角低めだったよね?」。投手は藤浪。6球連続で150キロ超の直球にファウルで粘り、2ボー2017/05/26スポーツニッポン詳しく見る
2017/04/27
2017/03/19
野球という仕事 森雄大はスライダーを捨て未来を掴んだ
【君島圭介のスポーツと人間】3月12日のオープン戦・日本ハム戦(倉敷)。楽天の森雄大は2回、右打席の松本、清水から連続三振を奪った。5回2安打6三振4四球。数字を見れば課題の制球難は解消されていないように見えるが、決定的な違いがあった。5年目の左腕は登板を振り返り、「カットボールに助けられた」と切り2017/03/19スポーツニッポン詳しく見る
2017/03/07
新入学生、新社会人に贈りたい王貞治という究め人の言葉
【君島圭介のスポーツと人間】久しぶりに漫画にハマった。原泰久が描く『キングダム』。中国の春秋戦国時代を舞台に「俺は天下の大将軍になる」と野望に突き進む若者・信(しん)が大暴れする。戦場で残忍に切り刻まれる名もなき雑兵たちに哀れは感じるが、信念を貫く主人公の成長過程は痛快だ。聞けばプロ野球選手にも愛読2017/03/07スポーツニッポン詳しく見る
2016/12/18
多くのプロ野球選手が「最高」と認める主将がいる
【君島圭介のスポーツと人間】彼を例えるなら「コンセント」ではないだろうか。そこにあるのが当たり前と誰もが思う。ありがたみは忘れがちだが、なければ大型テレビも映らないし、照明も輝かない。広島・野村祐輔、ロッテ・石川歩。セ・パ両リーグで今年最も輝いた2人の投手には共通点がある。過去に同じ捕手とバッテリー2016/12/18スポーツニッポン詳しく見る
2016/11/21
野球という仕事 銀次の努力を凌駕する特異な才能「空振りが難しい」
【君島圭介のスポーツと人間】4年前の岡山・倉敷の楽天秋季キャンプ。夕暮れ時のマスカットスタジアムに星野仙一の怒声が響いた。「銀次はもう振らんでええ!」練習のやり過ぎで闘将に怒られた選手は後にも先にもこの男だけではないだろうか。今年の秋季キャンプ。同じ球場で銀次は同じようにバットを振り続けていた。「練2016/11/21スポーツニッポン詳しく見る
2016/10/20
野球という仕事 新井貴浩ほど感涙を流すにふさわしい男はいない
【君島圭介のスポーツと人間】――いやあ、久しぶりにおいしい酒を飲んだよ。そんな声が聞こえた。――黒田さんと抱き合う姿を見たらさ、涙が出てきちゃった。昨年9月に急逝した前日本プロ野球選手会事務局長の松原徹は、ことあるごとに言っていた。「新井さんには本当に頑張ってもらった」。労組・選手会会長の激務が成績2016/10/20スポーツニッポン詳しく見る