東京都の小池百合子知事は１０日午前、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と今年初めて会談した。２０２０年東京五輪・パラリンピックの国の「費用負担」について、安倍首相に“直談判”したほか、小池氏のグループと、「都議会のドン」こと内田茂都議率いる都議会自民党が激突する今年夏の都議選についても意見交換したもようだ

２０２０年東京五輪・パラリンピックの経費分担をめぐり、大会組織委員会の森喜朗会長への反発が高まっている。最大１兆８０００億円の総予算のうち、組織委の負担は５０００億円だけで、招致段階で「組織委の全額負担」としていた仮設施設（２８００億円）も８００億円しか出さず、居直っているからだ。怒り心頭に発した競

場見直し問題に絡み発言した「頭の黒いネズミ」に関して、頭部を触りながら「舛添さんじゃないね」と語った。小池氏は２日の定例会見で、会場見直し問題に関して「大山鳴動すれども鼠一匹」と指摘されたことに「ちょっとそれは失礼なのではないですか」と反論。膨らむ五輪費用に歯止めをかける必要性を説き「ネズミどころか