習始め。走攻守の三拍子そろった逸材は、ソフトバンクの荒金スカウトが見守る前でフリー打撃やロングティーなどで精力的に汗を流した。高校ラストイヤーを迎え「目標は甲子園ですが、夏の神奈川大会で打率５割を打って甲子園でも大暴れする。Ｕ－１８（Ｗ杯）に選ばれて結果を出したい。高卒外野手がドラフト上位でプロに行

どこの球団も評価している。問題は３位以下で将来、レギュラーを取れるような逸材を発掘できるかどうか。そこがスカウトの眼力であり、腕の見せどころだ。しかし阪神は、例えば高卒捕手は１０年度、右打ちの高卒外野手は０５年度以降、誰一人取っていない。下位指名選手で活躍している高卒は原口（０９年６位）、松田（１１