さりげない心遣いで、“宝物”が生まれた。６月１日のオリックスとの交流戦（京セラ）の試合前。巨人・坂本勇人内野手（２９）が、打撃練習中に珍しくバットを折る場面があった。球団スタッフが折れたバットを回収しに来ると、主将は「子供がいたらあげてください。ペンありますか」と、バットにサインを書き入れ、スタッフ

から贈られたストレッチ用具を持参し「これからプロになるので、体のことを気遣ってくれた。（昨年１２月に迎えた）誕生日のプレゼントというのもあって、みんなが探してくれた」と仲間の心遣いに感謝。「一日一日が大事になってくる。できることを精一杯やってキャンプインに向けて体をつくっていきたい」と気合を入れた。