せた男の裁判が始まった。事件によって１歳８か月の娘を持つ妻は、大きな障害にぶつかる。歴史ある里神楽（民間で演じられる神楽）の家元の娘で、仕事にも影響が及んだのだ。妻と夫は師匠と弟子でもある。家名を汚したバカ弟子の夫を「許しがたい」と思う一方、離婚は選ばずに「彼を見守りながら共に歩む」と法廷で誓った。

伝授する。園芸好きの両親の影響で幼いころから庭いじりが好きだった假屋崎さん。大学時代にテレビで見た生け花特集で華道に興味を持ち、草月流の家元・勅使河原宏氏に入門した。大学卒業後はアパレル会社に就職したが３か月で退職、草月流家元のスタッフとして働きながら修業を積んだ。敷居が高いというイメージを払拭し、

女優で、日本舞踊の紫派藤間流家元だった紫さん。父は藤間文彦さん、母は島村佳江さんで、ともに俳優だった。紫さんの死後、藤間は紫派の次期３代目家元（２代目は猿翁）として日舞に取り組んだ。しかし、大学３年の時、就職活動に奔走する友人たちを見て、「後悔したくない。小さいころの夢だった女優をやりたい」と、オー

都内で会見した。宗家家元「寿柳貴彦」として活動するもので、現在は家元１人だけという。花柳流の名取約１０００人に新流派立ち上げの報告を投函しており、入会を募っていくという。貴彦は花柳流３代目家元寿輔の親族で、０７年の家元の死後に後継相続をめぐり、４代目家元と対立。４代目に「除名」され、その後、法廷で争

きました。日本舞踊の流派は、日本舞踊協会に加盟しているだけで１２０近くあります。その中でも花柳流は２万人の門弟を持つ大流派ですが、頂点に立つ家元の座をめぐって、訴訟騒動があったのです。発端は３代目家元だった花柳寿輔さんが０７年に亡くなり、その後、３代目の後見人だった５代目花柳芳次郎さんが４代目寿輔（

承”となった。４代目家元の花柳寿輔（じゅすけ）氏（８５）が孫の創右（そうすけ）氏（２３）に５代目家元・寿輔を継がせ、自らは大名跡の２代目寿応（じゅおう）を襲名する晴れ舞台だったが、現場は殺伐とした空気に包まれた。スタッフが周囲を見張って、集まった報道陣や一般客の写真撮影を禁止し、５代目寿輔氏や２代目

の花柳流の「５世宗家家元花柳寿輔継承の儀」が４日、東京・浅草神社で行われた。浅草神社には２代目寿輔が建立した「扇塚」が建立されるなど、花柳流とゆかりが深く、４代目家元花柳寿輔（８５）の２代目花柳寿応襲名、孫の６代目花柳芳次郎（２３）の５代目寿輔の継承の儀と奉納舞踊を行った。花柳流を巡っては、３代目家