◇セ・リーグヤクルト２―１巨人（２０１６年７月２日秋田）吹きつける強い逆風をものともしない。ヤクルト・山田の力強いライナーが一直線に左翼席へ突き刺さる。「まさか本塁打になるとは。想像以上の結果で満足です」。まさに４番の働き。１―１の８回、２７号ソロで試合を決めたヒーローは、秋田のファンの歓声に手を振

手（２４）が投じた高めの直球をフルスイング。打球はバックスクリーンに飛び込んだ。９号２ランにビシエドは「しっかりとボールを捉えられたよ」と納得の表情を浮かべた。阪神、ヤクルト、ＤｅＮＡ戦に続く４カード連続弾で、対戦カード別で本塁打を放っていないのは巨人戦だけ。もはやセ・リーグではほぼ敵無しの状態だ。