鈴木清順監督が死去 独特映像美の「清順美学」
「ツィゴイネルワイゼン」など鮮やかな色彩感覚と様式美あふれる作品で知られた映画監督の鈴木清順(すずき・せいじゅん)さん(本名清太郎=せいたろう)が13日午後7時32分、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため、都内の病院で死去した。93歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻崇子(たかこ)さん。遺作とな
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渡哲也「新しい感覚の監督だった」鈴木清順さん悼む
が13日午後7時32分、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため、都内の病院で死去した。93歳。鈴木清順監督の訃報が伝わった22日、日活時代の作品に主演した俳優たちから悼む声が相次いだ。デビュー間もない66年に「東京流れ者」に主演した渡哲也(75)は「芝居の『し』の字も分からなかった時で、監督の言うままに
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【悼む】カンヌの“せいじゅん”派に笑顔
大学の映画サークルも鈴木清順監督を招いた。それが最初の出会いだった。翌81年の「陽炎座」に続き、10年の時を経て「夢二」で大正浪漫3部作が完成したが、その時には既にスポニチの映画記者になっていた。「夢二」は南仏カンヌ国際映画祭に招待され、現地に飛んで取材した。竹久夢二の世界を“女体”で表現しようと、
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広田レオナ、鈴木清順監督の「夢二」で女優になれた「ずっと、清順っ子です」
たといい、「ずっと、清順っ子です」とつぶやいた。広田は開口一番、「私は鈴木清順監督の映画『夢二』で初めて女優になれました」とつぶやいた。事実、この作品で広田はヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞して評価を高め、エロティックだが自由奔放な個性派女優の地位を獲得した。「清順監督の演出が今でも一番好きです。人柄
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