テニス・全豪オープン（２４日、メルボルン）女子シングルス準決勝で、第４シードで世界ランキング４位の大坂なおみ（２１）＝日清食品＝が、第７シードで同８位のカロリナ・プリスコバ（２６）＝チェコ＝を下し、日本勢初の決勝進出を果たした。大会後の世界ランキングで日本勢初の２位以内に浮上することも確定した。四大

ードで同８位のカロリナ・プリスコバ（チェコ）に６－２、４－６、６－４で勝利した。日本勢としては初の全豪決勝進出となり、昨年の全米に続く四大大会制覇に王手をかけた。試合後にコート上で行われた現地のインタビューでは“なおみ節”をさく裂させた。過去１勝２敗だったプリスコバをフルセットの末に破り、「直接対決

女子シングルスで昨年の全米に続く４大大会連覇を目指す大坂なおみ（２１＝日清食品）は「成熟」を目標に掲げた。昨年は１０月の中国オープン準々決勝で試合中に泣きだすなど精神的な弱さを露呈。好不調の波が激しいだけに「人間的にもっと成熟したい。自分の中に３歳児のようなメンタリティーがあるから」と大人になること

メガネ、首からヘッドフォンを下げたラフなスタイルで姿を現した大坂。花束を手に初めは緊張した面持ちだったが、早朝にも関わらず空港に集まった約１００人から「お帰り！」「おめでとう」の声が飛ぶと、思わず笑顔がこぼれた。大阪は同日午前９時半から神奈川県内で帰国会見。これまでも“なおみ節”で周囲を和ませてきた