長尾医師
2016/12/01
前田健さんの死から半年 心臓が突然止まるということ 長尾医師の平成人間臨終図鑑
秋から冬のはじめは講演会や学会シーズンです。私も休日のほとんどを返上して、市民や医療関係者の方々に向けて講演会で全国を行脚しています。平穏死や終末期の話をすることも、たくさんあります。がん、認知症、老衰……それぞれの病態にそれぞれの終末期があり、どのような治療のやめどきと、どのようなお別れが待ってい2016/12/01夕刊フジ詳しく見る
2016/11/17
平尾誠二さん死の衝撃 胆管細胞がんは50代クライシス? 長尾医師の平成人間臨終図鑑
今年も残すところあと一カ月半。そろそろ、今年旅立たれた方の特集がテレビや雑誌で組まれるころですが、兵庫の人間である私としては、なんといっても、神戸製鋼ラグビー部の平尾誠二さんの死が衝撃でした。平尾さんは2016年10月20日逝去。53歳という若さでした。日本ラグビーの大躍進は、この人なしではありえな2016/11/17夕刊フジ詳しく見る
2016/11/10
平幹二朗さんも… 年間2万人近い人が入浴死 長尾医師の平成人間臨終図鑑
10月末に2015年度の国勢調査結果が発表されましたが、今回の結果はなかなか衝撃的でした。調査以来(第一回目は1920年)初めて、ひとり暮らし世帯が全体の三分の一を超えたのです。その理由には、若い世代が都市に移住していること、生涯独身の人が増えていること、そして高齢化社会が挙げられます。35年には、2016/11/10夕刊フジ詳しく見る
2016/10/27
大原麗子さん孤独死の真相 存命であれば今年70歳 長尾医師の平成人間臨終図鑑
ここ10年くらいでしょうか、テレビやスポーツ新聞で報道される芸能人の訃報に<孤独死>という言葉をちらほらと見るようになりました。広辞苑を引くと、孤独死とは、「看取る人もなく一人きりで死ぬこと」とあります。こんな言葉は、私が子供の頃にはありませんでした。核家族化、都市化が急激に進み、血縁、地縁が希薄に2016/10/27夕刊フジ詳しく見る
2016/10/20
森光子さんも、飯島愛さんも死因は肺炎!? 長尾医師の平成人間臨終図鑑
前回のコラムでは、日本人の死因第三位が「肺炎」である理由を、死亡診断書の観点から見ていきました。末期がんや老衰で亡くなった患者さんでも、死亡診断書にはそうは書かずに「肺炎」と記載する場合もあると。さて、今こうして息をしている間も、私たちは空気と一緒にさまざまなウイルスや細菌などの病原微生物を吸い込ん2016/10/20夕刊フジ詳しく見る
2016/10/13
永六輔さんの“大往生”に見る肺炎と老衰のあいだ 長尾医師の平成人間臨終図鑑
日本のテレビ界でのパイオニアでもあり、『大往生』というベストセラーも出された永六輔さんが今年の七夕の日に亡くなられました。83歳でした。長年パーキンソン病を患っており、リハビリを続けながら仕事をしていましたが、今年1月に圧迫骨折で入院、手術。その後、自宅療養をしていましたが誤嚥性肺炎などを起こし、体2016/10/13夕刊フジ詳しく見る