【GIIウィナーズカップ】岐阜県の大垣競輪場で開催された「第３回ウィナーズカップ」（Ｇ?）は２４日、最終日を行った。決勝は世界レベルのスピードをいかんなく発揮した脇本雄太（３０）がまくってＧ?初優勝を飾った。２０２０東京五輪で金メダル獲得を狙う日本のエースが、ファンの絶大な人気に応えた。

【GIIウィナーズカップ】岐阜県の大垣競輪場で開催されている「第３回ウィナーズカップ」（Ｇ?）は２４日、最終日を迎える。最終日は９Ｒでガールズケイリンコレクションも行われる。決勝に勝ち上がったのは以下の９人。▲１脇本雄太（３０）福井・９４期 ×２郡司浩平（２８）神奈川・９９期 ◎３山崎賢人（２６）長

【GIIウィナーズカップ（２３日）】脇本雄太（３０）は準決勝１２Ｒで予期しがたいレース展開になり２着に敗れた。決勝進出は決めたものの、絶大な人気になっていただけに悔しさもにじませていた。“ワッキー包囲網”を前に、何を考えるのか。

【GIIウィナーズカップ（２３日）】郡司浩平（２８）は準決勝１１Ｒで冷静かつ力強い立ち回りで、決勝進出を決めた。一昨年の高松大会で初代覇者となったウィナーズカップ。２回目の優勝は戦友・渡辺雄太（２４）の番手で狙う。

【GIIウィナーズカップ（２３日）】山崎賢人（２６）が準決勝１２Ｒで驚きのインまくりを敢行。脇本雄太（３０）に土をつける白星をつかんだ。まさかの展開に山崎自身、頭をかいていたものだが、そのアフロヘッドの中にあるのは、もはや常人には分かりえないものなのかもしれない。決勝も、ひたすらファンを驚かせる。

【GIIウィナーズカップ（２３日）】準決勝１０Ｒの佐藤慎太郎（４２）は鋭いコース取りで２着に強襲、決勝の切符をもぎ取った。レース直後は苦しさをにじみ出し、戦い抜いた後の表情を隠さなかった。決勝は周りの動向を聞いてから、あの超絶勝負師につけることになった。

【GIIウィナーズカップ（２３日）】浅井康太（３４）は準決勝１１Ｒでさわやかに内を突いて１着ゴールを駆け抜けた。見ている側からすれば「内は空いていたか」の危惧もあったが、浅井にはすべてが見えていた。決勝は脇本雄太（３０）の番手。その番手を回る意味とは――。

【GIIウィナーズカップ（２２日）】山田久徳（３１）は二次予選８Ｒを堅実な走りで１着取りに成功。準決勝進出を決めた。近況、ビッグレースで安定した走りを続けているが、決勝進出は２０１５年４月の共同通信社杯の一度だけ。今回は久しぶりの決勝進出へ向けなんとしても勝ち上がってみせる。

【GIIウィナーズカップ（２２日）】川口聖二（２５）は二次予選９Ｒで３着に入り、準決勝への勝ち上がりを決めた。とはいえ、レース内容には不満ばかりで、悔しさも残った。決勝進出は地元の意地を爆発させて、何かを起こしてみせる。

【GIIウィナーズカップ（２２日）】不破将登（３０）はビッグレースの出場が初めてで、しかも地元戦という大一番に挑んでいる。二次予選７Ｒは気迫と執念の走りで２着に入り、準決進出を決めた。９４期、最後の大物が火を吹いている。

【GIIウィナーズカップ（２２日）】二次予選７Ｒに登場した中川誠一郎（３９）が単騎で大まくりを決めた。初日は山崎賢人（２６）につけ切れず不安残しとなっていたものの、これで戦える状態だと確認できた。全日本選抜を制した男が、準決勝もハイスピード戦で突破を図る。

【GIIウィナーズカップ（２２日）】山崎賢人（２６）は二次予選６Ｒで中本匠栄（３１）を連れて、丁寧な先行で勝負に出た。快速で別線に出番を与えず、中本１着、山崎２着のワンツーで準決の切符をつかんだ。初日は悔しい思いをしたが、気持ち良く決勝に乗って憂さを晴らしたい。