陣をリードした甲斐は言葉少なだった。２回７失点だった先発ミランダについて「いつもより腕が振れていなかった」と絞り出したが、他の投手の調子や西武打線については言葉が出てこなかった。自身の打撃では２点差に迫った２回２死一、二塁で多和田の外角直球を右前へ運ぶ適時打を放ち、相手の失策もあって一時同点とした。

昨季６打数３安打と好相性だった美馬から３回先頭で左前打を放った。その後２三振ながら、守備で６回に嶋の右中間への飛球をフェンスにぶつかりながら好捕し、７回も前方を襲った銀次の打球をスライディング捕球。もっとも再調整を告げられ、試合後は言葉少なに球場を後にした。＝2017/04/23付 西日本スポーツ＝

７試合の出場にとどまり、９打数無安打。２０１４年には年俸１億円だった広島出身のスター選手は「頑張れと言われた。頑張ります」と、言葉少なに来季に向けての決意を口にした。１年目で４勝（３敗）を挙げた岡田が１０２０万円増の年俸２５２０万円で更改するなど、若手選手もリーグ優勝バブルに沸く中で、地元出身のスタ