は、広島バッテリーの攻め方にある。特に感心するのは捕手・石原のリードだ。前夜のジョンソンのカットボール、この夜の野村のツーシームと内角球を巧みに使い、相手打者に内角を意識させた。象徴的だったのは中崎が登板した９回１死一、二塁。代打で登場した大谷への配球だ。外角スライダーから入って内角速球で詰まらせて

頭の中田翔内野手（２７）が広島の先発・岡田が投じた初球の１３９キロ外角スライダーをフルスイング。快音を残した打球は、左翼席に飛び込む同点ソロに。日本ハムファンの拍手を全身に浴びながら、悠然とダイヤモンドを一周した。「狙い通りのスライダー。前の打席からこういう攻めだったので」。３回２死で迎えた第２打席

で迎えたこの回、先頭で打席に入った中田は、広島先発・岡田の初球、外よりの１３９キロスライダーを強振。打球は弾丸ライナーで左翼席へ到達した。前打席の三回にはスライダー攻めで四球を選んだ主砲は「前の打席からこういう攻めだったので狙い通りのスライダー。でもまだ同点。勝負はこれからだね」とコメントした。中田