度目の１試合４安打。漫画のような「グリップエンド安打」に、本塁打まであと数センチというフェンス直撃打…。いろんな意味で「当たりに当たった」男になった。左右広角に打ち分けた。２回は塩見の外角真っすぐを左前に落とすと、３回には野球漫画「ドカベン」の殿馬一人も顔負けの“秘打”が飛び出した。２死一、三塁の場

リードを２点とした直後だった。２死一、三塁で中村晃はカウント１－２と追い込まれたが、粘って６球目にそれは起きた。内角高めの投球にバットを止めたが、グリップエンドを直撃。“打球”は三塁線へ力なく転がった。楽天三塁手の今江が猛然と突っ込んで一塁へ送球するも間に合わず内野安打。その間に三塁走者が生還してタ

、なお２死一、三塁。塩見の内角球にバットを出すのを止めようとした次の瞬間、白球が力なく三塁線へ転がった。慌てて処理したサード今江の送球より早く一塁を駆け抜け、内野安打。三塁ランナー内川の生還でタイムリーともなった。内角に食い込む軌道の球がグリップエンドに当たって三塁方向へはね返っていたようで、それを

撃中にバットの握りを通常とは逆の手にした状態で打つ練習法で黙々と打ち込んだ。昨季、セ・リーグの首位打者に輝いた巨人・坂本も取り入れていた練習法で、「（バットの）ヘッドが返る感覚が分かるんです。（手を）逆にすると勝手にヘッドが返るので」と狙いを明かした。左打ちだとグリップエンドは右手で握るのが基本だが

に日本ハム・陽岱鋼がグリップエンドに受けた死球を「本物認定」した。２回１死、カウント１―１からの１２８キロのチェンジアップが陽のグリップエンド付近に当たった。陽は表情を変えて痛がり出塁した。この場面を受け、フジテレビ系の日本シリーズ中継解説を務めた達川氏が“演技”の話題を振られた。同じく解説の江本孟