、遠征初戦のメシドール賞・Ｇ３で鮮やかに重賞初制覇を飾った。「驚くというか、力はある馬だと思っていたからね」と松永幹調教師は振り返る。母に仏オークスなどＧ１・３勝を含む仏重賞５勝のサラフィナを持つ良血馬。前走のパン賞・Ｇ３は１０着だったが、中間は顔にジャックルマロワ賞・Ｇ１を回避するほどの外傷を負っ

るフランス競馬。ディープも、オルフェーヴルも敗れた舞台で、過剰人気の日本馬を買う気にはならない。応援はしつつも馬券はシビアに勝負する。登録段階では無傷８連勝の３歳牝馬ラクレソニエールに狙いをつけていたが直前回避。Ｖ候補だった無敗馬と仏オークスで接戦したのが◎レフトハンド。直線叩き合って半馬身差の２着

・シャンティイ）と同じ舞台で行われた牝馬のＧ１戦を制したのは、ギュイヨン騎乗の地元フランス馬レフトハンド。逃げ粘るエンドレスタイムを外からかわし去った。これがＧ１初制覇となった同馬は、今年の仏オークス２着馬。この勝利は、Ｃ・デムーロが駆る８戦８勝馬ラクレソニエールの強さを改めて証明する結果となった。