芸能楽書き帳
2019/01/23
にぎやかな正月映画にくたびれてきたら、この映画がお薦め!
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】香港映画「誰がための日々」が映し出す“今”に激しく心が揺さぶられた。身につまされもした。香港に住んだことがないから断言は出来ないが、市井の人々の暮らしが、おそらく誇張なく描かれている。日本でも案外普通に見られそうな家族の物語だ。ひどい火傷(やけど)を負った母親の介護をするた2019/01/23スポーツニッポン詳しく見る
2018/11/18
黄金期を彩った巨匠たちの作品ばかりでは、チトさみしい
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】7月19日に100歳で死去した脚本家の橋本忍さんのお別れの会が11月13日に都内で開かれた。山田洋次監督(87)や俳優の北大路欣也(75)ら約150人が出席し、シナリオの巨人をしのんだ。「悪いシナリオからは良い映画は生まれない」とよく言われる。橋本さんの仕事がいかに優れたも2018/11/18スポーツニッポン詳しく見る
2018/09/16
菜葉菜に凄みを感じた
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】映画やテレビドラマを見ていると、気になってしかたがなくなる女優さんに出くわすことがある。一度頭の中に名前がインプットされると、ついつい他の作品を追いかけたりもする。例えば床嶋佳子、あるいは筒井真理子。そして、この人からも長いこと目が離せないでいる。2001年に園子温監督の「2018/09/16スポーツニッポン詳しく見る
2018/06/02
カラン、コロン…文学座「怪談 牡丹燈籠」の20年ぶり再演に酔う
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】そろそろ梅雨入りの季節。5月も半ばを過ぎてからじめじめする日が続いており、既に気は滅入っている。今年の夏は暑そうな予感がする。芝居でも寄席でも、夏の定番といえばやっぱり怪談だ。落語家の立川志の輔が東京・下北沢の本多劇場でかける「牡丹灯籠」も風物詩としてすっかり定着。今年は72018/06/02スポーツニッポン詳しく見る
2017/09/20
芸術の秋を彩る二世たち
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】今年もNHK音楽祭が始まった。9月9日の開幕日に東京・渋谷のNHKホールに足を運んだ。パーヴォ・ヤルヴィ(54)率いるNHK交響楽団がモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(全2幕)を演奏会形式で披露。オープニングを飾るにふさわしいステージだった。イタリア語での上演。タイ2017/09/20スポーツニッポン詳しく見る
2016/11/25
地方発の小品に味わい深さ
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】今年も映画賞の発表が始まった。スポニチの担当記者も毎日映画コンクールとブルーリボン賞という2つの主催事業があり、あれこれと頭を悩ませる季節である。賞は結果として付いてくるもの。賞獲りを意識して作られた映画も無論あるのだろうが、そうじゃない方が数としては圧倒的に多いはずだ。そ2016/11/25スポーツニッポン詳しく見る
2016/11/14
ある映画人の死
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】これを喪失感というのだろうか。寂しくてやりきれない。映画プロデューサーにして監督の荒戸源次郎さんの悲報に触れての率直な感想だ。70歳とは早すぎる。最後にお会いしたのは2013年の12月だったか、年が明けてからだったか…。14年1月、芸能面のコラム「我が道」に女優の大谷直子さ2016/11/14スポーツニッポン詳しく見る
2016/11/03
深夜食堂、劇場版最新作も味わい深いぞ!
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】酒や食をテーマにした番組が大好き。「吉田類の酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」(BS・TBS)、「太田和彦ふらりいい旅いい酒いい肴」(BS11)、そして9月で終わってしまったのが残念だが、食随筆家の伊藤章良氏が全国を回り、落語家の立川志らく(53)がナレーションを務めた「ニッ2016/11/03スポーツニッポン詳しく見る
2016/09/28
湯を沸かすほどの熱い演技!杉咲花にのぼせてしまった
【佐藤雅昭の芸能楽書き帳】新海誠監督(43)のアニメーション映画「君の名は。」が公開28日間で興行収入100億円を突破した。日本のアニメとしては宮崎駿監督(75)の作品以外では初の快挙。社会現象にもなっており、まだまだ数字を伸ばしそうだ。音楽を手掛けたのRADWIMPS。ボーカル、ギターを担当する野2016/09/28スポーツニッポン詳しく見る