グパスを出したＭＦ山口蛍（２８）は「（ビジャは）顔を上げたときいつも一番に動き出してくれる。パスを出しやすい動き出し」と一流の駆け引きを絶賛した。この日は２ボランチの一角として出場。持ち前の対人守備で反撃の目を摘むだけでなく、浮き球のロングパスで３トップのスペースを有効活用してチャンスを演出した。「

主力組に入った中野は俊敏な動き出しでＤＦラインの背後を取った。惜しくもゴールとはならなかったが、前節５日の仙台戦でリーグ初得点を決めた好調さを維持。「いい準備ができている。ボールをはたいてから動き直したり、リズムを作っていきたい」と意気込む。１２～１３節以来約３か月ぶりの連勝へ向け、キーマンとなる。

入りを決めた。前半から終始相手を圧倒した。だが名波監督は「なかなか前線の選手の流動性、連動性を生み出すような動き出しが出来なかった」と格下相手に手厳しい評価。だが、後半７分にＦＷ斎藤がＭＦ太田のクロスを頭で合わせて先制。そのまま逃げ切った。新人ＭＦ藤川はプロ初先発。同じくルーキーのＭＦ針谷も途中出場

谷部誠（３３）＝フランクフルト、香川真司（２８）＝ドルトムント＝の主軸２人がチームを離脱した。今回招集したメンバーには長谷部の代役が不在だ。ひとくちにボランチといっても井手口（Ｇ大阪）、山口（Ｃ大阪）はボールを奪取しにいくタイプ。守備位置や動き出しなどの指示を出すことを大きな役割としている長谷部とは

前半の６０分間プレーし、巧みな動き出しでパスを引き出して２ゴールを決め「先輩として、ちょっとはいいところを見せないといけないと思っていたので、２点決められて良かったです」とホッとした表情を見せた。１２日の天皇杯４回戦から２９日のチャンピオンシップ（ＣＳ）決勝第１戦まで、中１６日と期間が空く。試合勘を