ール時代は業務用（飲食店）市場開拓のやり手として知られ、アサヒフードクリエイトに転じるや、昨年、今年と相次いで新型店舗を東京、大阪でオープンさせた。その勢いで突進するかと思いきや、今後はまず既存店、人材等の再活性化に重点を置くという。山あり谷ありの苦労人。硬軟使い分ける経営が見ものだ。（清丸惠三郎）

のはキリン傘下で、業界トップのメルシャン。今年３月社長に就任した代野照幸氏は、ボート部出身の体育会系らしく、日本ワインはもちろん全てのジャンルを強化、さらにシェアアップを目指すと意気軒高だ。（清丸惠三郎）－－ワイン市場は踊り場という見方もありますが数字は堅調です「ワイン市場は多様化してきており、国内

企業家の集まり中小企業家同友会。同会の全国協議会（中同協）会長に、この７月就任した廣浜泰久氏。同友会で学んだことを生かし、経営するヒロハマを業務用缶キャップのトップメーカーにのし上げた。１５年以上右肩上がりの成長を続ける同社の原動力とは－。（清丸惠三郎）－－今年７月に中同協会長になりました。どういう

「ヱビス」の２大ビールブランド。堅調なワイン事業に加え、ＲＴＤ（缶チューハイなど）・和酒事業も急進展中。技術畑出身ながら、２００９年以降多彩な経験を踏み、今春より陣頭に立つ元ラガーマン、高島英也社長に逆転の戦略を聞いた。（清丸惠三郎）－－年明けの就任後、全国の営業や製造等の拠点を回ったそうですね「行

世紀、年商９億円だった中小企業は、いまや６０億円の中堅企業に育ち、なお成長を続けている。創業家三代目となる秋丸真一郎社長は、「博多通りもん」のさらなる拡販、大型新商品の開発、沖縄での事業基盤の確立を経営の３本柱に掲げ、１００年企業を目指す。（清丸惠三郎）－－「博多通りもん」は博多みやげの代名詞になっ

とともに社長に就任した木浦信敏氏は、たたき上げの料理人だ。それだけに新しい料理の開発に熱心であるだけでなく、料理人の世界の古い体質の改革にも力を注ぐ。創業１８６年、老舗企業の挑戦とは－。（清丸惠三郎）－－昨年、専務・総料理長から社長に就任しました「ずっと料理人としてやってきたので、経営者になるといっ

スティラリー（米国）や小岩井乳業の再建で辣腕を発揮した堀口英樹氏が就任した。早々に「キリン生茶」が復活ののろし。しばらく後退気味だった業界ランクだが、いかに反転攻勢をかけるか、堀口氏に聞いた。（清丸惠三郎）──リニューアル発売の「キリン生茶」が好調です「３月に出したのですが、当初３カ月で７５０万ケー

広岡浅子さんの生家、三井家発祥の地を訪ね、少し足を延ばして瀬戸で焼き物を見ることにしよう。（清丸惠三郎）近鉄特急で賢（かしこ）島に。駅を出て左に行くと港。遊歩道脇は英虞（あご）湾の穏やかな水面。目を先に転じると、リアス式海岸特有の入り組んだ岩礁と緑の島々、深い海。潮風が心地よい。駅の反対側に３００メ