めて行われた。公立の佐賀北を０７年夏の甲子園優勝に導いた百崎敏克元監督は「球数制限には反対です」と明言。当時はダブルエースで頂点をつかんだが、「なぜ２人の投手だったかというと、１人では勝てないから」と「がばい旋風」の内幕を明かし、「１人で勝てたら１人でやる。足りないから２人でやった。複数投手制を推奨

るとは思っていなかった。こんな点差で負けたこともなく、（数多く）失策をしたこともなかった」と無念の言葉を並べた。監督に就任して以来２７年目の夏は、自身にとって２００７年以来１０年ぶり２度目の決勝進出を果たした。前回は野村祐輔（現広島）-小林誠司（巨人）のバッテリーで佐賀北に序盤はリードを奪いながら逆

修道）の左越え適時二塁打で先制すると、３回には井筒陽介（３年＝慶応湘南藤沢）の中前適時打、４回には城下陸（２年＝韮山）のスクイズで加点。４盗塁と足を使った攻めで法大のエース・末次慶一郎（４年＝佐賀北）を攻略した。追う法大は５回、萩原幹斗（３年＝報徳学園）の右越え二塁打で１点を返すと、さらに２死二、三

の右越え３ランで一気に逆転。４回、６回にも加点してリードを広げた。早大は初回、敵失に乗じて先制したが、法大の末次慶一郎（４年＝佐賀北）、秋山駿介（３年＝藤代）の継投の前に５安打と打線が沈黙し、３盗塁５犠打を絡めた攻撃も実らなかった。法大・中村聖弥「劣勢の試合展開の中で、流れを変える一打が打ててよかっ

点差とすると、なおも続いた満塁の好機に適時打、犠飛が出て勝ち越し。初回に３点を失ったエースの末次慶一郎（４年＝佐賀北）が２回以降は立ち直り、完投した。法大・永田直主将（４年＝報徳学園）「最初は負けていてどうなるか分からなかったが、とりあえず勝てて良かった。逆転できたということが自信になり、このまま次

ス末次慶一郎（４年＝佐賀北）は調子が今ひとつながら、序盤を２失点にまとめ、打線の援護を待った。９回、好投を続ける明大先発の篠原匠（３年＝明大中野八王子）から中村聖弥（４年＝藤代）が四球を選んで二盗、三盗を決めると、主将の永田直（４年＝桐蔭学園）の一打で試合を決めた。法大・中村聖弥「安打が出なくて苦し