場する広陵（広島）の中井哲之監督（５６）は１９９０年に就任。８５年からのコーチ兼副部長時代を含めると、指導歴は３５年目を迎える。社会科教諭ながら寮生活を送り、生徒と寝食を共にする中井監督に指導方針などを聞いた。V候補の星稜は…センバツ初戦「勝つ高校」と「散る高校」■高校野球で人生終わりじゃない――監

による被害拡大で大会開催に大きな影響が出た広島では、昨夏の甲子園準Ｖの広陵が、広島新庄に延長１０回サヨナラ勝ち。８回に同点打を放った７番・藤井孝太中堅手（２年）が、激闘にピリオドを打った。中井哲之監督（５６）は、父・千之（ちゆき）さんを３月に肺炎で亡くしていた悲しみも乗り越え、２年連続２３度目の出場

戦を突破した。初回、いきなり打者１６人攻撃で１４安打１３得点、４回にも８点を追加し、計２０安打２１得点。中井哲之監督は「（豪雨被害で大変な中）野球をさせていただいている有り難さを感じています。ひたすらボールに気持ちをこめてやりたい」と大勝にも神妙な面持ちを崩さなかった。部員の保護者に避難者もいたが、

８＝広陵）は、広陵・中井哲之監督からプレゼントされたオーダーメイドのマットレスや空気清浄器を持参した。自身の体に気を使うだけでなく、同期入団の選手たちと積極的にコミュニケーションをとるなどリーダーシップも披露。ドラフト４位の永井には、中村が命名したあだ名「シャンシャン」を久しぶりの再会もあり、あいさ

輝いた広陵。今大会、中井哲之監督（５５）の長男で同校ＯＢの惇一さん（２２）が副部長としてノッカーを務めた。「母校に恩返ししたいと思っています。選手のときに甲子園へ来ることはできませんでしたが、今回広陵として来ることができた。１年目から最高の思いができています」今年４月に保健体育の常勤講師として採用さ

挑んだ夏だった。チームをまとめたのは背番号１８の岩本淳太主将（３年）。今春から主将に就任した。中井哲之監督（５５）は「男らしいし、監督の気持ちもくめる。（中村）奨成や（平元）銀次郎がいて若干遠慮があったけど、６月くらいかな。遠慮なしに言いたいことを全部言い始めた頃からチームが随分変わった」と絶大な信

島への帰路についた。中井哲之監督（５３）は「すごい楽しい時間を過ごさせていただいた。周りに支えられて初めて成りたっているというのが生徒たちに伝わってくれたらと思います」と目を細めた。主将の岩本淳太投手（３年）は「あと一つ何か足りなかったんじゃないかという悔しさはやっぱりありますね」としながらも充実し

準優勝となった広陵の中井哲之監督は「残念です。ここまで大差でやられるとは思っていなかった。こんな点差で負けたこともなく、（数多く）失策をしたこともなかった」と無念の言葉を並べた。監督に就任して以来２７年目の夏は、自身にとって２００７年以来１０年ぶり２度目の決勝進出を果たした。前回は野村祐輔（現広島）

時間の練習で調整した。大会タイ記録の５号本塁打に挑む中村奨成捕手（３年）は打撃練習で快音を響かせた。中井哲之監督（５５）が３年夏の準々決勝で敗れた天理（奈良）への雪辱を果たし、悲願の初優勝へ前進する。強い日差しが照りつけるグラウンドに大声が響き渡る。このメンバーで行う最後の練習。「よそ行きの態度をす

園初制覇を狙う広陵・中井哲之監督（５３）が、九回の中京大中京の追い上げに肝を冷やした。センバツで３度の優勝経験を持つ広陵と、甲子園で春夏通算１１度の優勝を誇る中京大中京との一戦。２試合目以降も好カードが続くため、午前６時半に満員通知が出され、スタンドは異様な熱気に包まれた。広陵は７点リードを奪って優

日第１試合で中京大中京との古豪対決が決まった。中井哲之監督（５５）は一戦必勝を宣言。甲子園練習では、プロ注目の中村奨成捕手（３年）が聖地１スイング目に柵越えを記録。決戦への準備は整った。中京大中京との初戦。壇上に上がった岩本淳太主将（３年）と、見守るナインの表情がより一層引き締まる。中井監督は平常心

点の先制を許すと、０－２の四回には５安打などで６失点。打線は３安打に抑え込まれ、得点を奪えず、反撃することはできなかった。中井哲之監督（５３）は「全ては私の責任です。練習試合を含め１００試合以上しているが、こんな負け方はしたことがない。選手たちの持っている力が発揮できなかった。勝ちたいという気持ちが