ロイダリーが昨年2歳女王アルマヴェローチェとの追い比べを首差で制し、桜の女王に輝いた。ジョアン・モレイラ（41）は昨年ステレンボッシュに続く勝利で史上7人目の連覇。開業2年目の森一誠師（47）はG1初制覇となった。ぬかるんだ馬場でも気持ちは切れなかった。エンブロイダリーが直線、2歳女王アルマヴェロー

2歳女王アルマヴェローチェは道中、エンブロイダリーの真後ろを追走。直線は12キロ増とパワーアップした馬体をダイナミックに揺らして迫ったが、わずか首差届かなかった。岩田望は「ポジションは理想通りであとは結果だけだった。自分の馬も伸びたが、勝ち馬も伸び直してきた」とがっくり。上村師は「理想的な競馬だった

（１３日、阪神）２歳女王アルマヴェローチェは１１日、栗東ＣＷから坂路を駆け上がるいつも通りの調整をこなした。１０日に発表された馬体重は前走からプラス１６キロの５００キロだったが、上村師は「いい状態で来ていると思います。輸送で少し減ると思いますが、プラスは全て成長分。ボリュームが出ましたね」と成長ぶり

◆第８５回桜花賞・Ｇ１（４月１３日、阪神競馬場・芝１６００メートル）追い切り＝４月９日、栗東トレセン３歳牝馬が頂点を争うクラシック初戦、第８５回桜花賞・Ｇ１（１３日、阪神）の追い切りが９日、行われた。滋賀・栗東トレーニングセンターでは、２歳女王・アルマヴェローチェが力みを感じさせない軽快な動きを見せ