二宮寿朗
2019/05/24
【二宮寿朗の週刊文蹴】公にすべきだった南米選手権への臨み方
強豪国、アウェー、公式戦。A代表の強化において、この3要素がそろっているマッチメイクがベストだ。南米選手権にはすべてそろっている。100年以上の歴史を誇る大陸選手権で、ブラジルもアルゼンチンも本気度マックスの戦いが待ち受ける。日本は1999年に招待されているが1勝もできなかった。リベンジのチャンスを2019/05/24スポーツ報知詳しく見る
2019/05/03
【二宮寿朗の週刊文蹴】揺らぐ神戸…「信念」はあるか?
神戸が揺れている。誰もがびっくりのタイミングでフアンマヌエル・リージョ監督が契約解除となり、ルーカス・ポドルスキは欠場をツイッターで明かしたことで3日間の謹慎処分を受けたとか。その前にはボールボーイに対する暴言騒動もあった。一連のドタバタぶりが何を意味するのか。意地悪な見方をすれば、チームがうまくい2019/05/03スポーツ報知詳しく見る
2018/12/28
【二宮寿朗の週刊文蹴】サッカー界が「社会貢献」けん引役に
先日、日本スポーツ界の社会貢献活動を表彰する第2回「HEROsAWARD」が催され、浦和と長谷部誠の活動が受賞した。長谷部は日本ユニセフ協会大使として支援現場にも参加してきた。紛争、自然災害による被害や貧困など弱い立場にある子供たちに手を差し述べるユニセフの活動やメッセージを積極的に発信。はしかのワ2018/12/28スポーツ報知詳しく見る
2018/11/30
【二宮寿朗の週刊文蹴】「圧」と「熱」のホームアドバンテージ
サポーターとスタジアムの力をもっと引き出せ―。ガンバ大阪を“V字回復”させた宮本恒靖監督はホーム最終戦(24日)に勝利して9連勝を飾った後のセレモニーでサポーターに感謝を伝えるとともにこう呼び掛けた。「広島の城福監督と話をした際、我々が1―0でリードした後『圧を感じて何もできなかった』とおっしゃって2018/11/30スポーツ報知詳しく見る
2018/11/02
【二宮寿朗の週刊文蹴】最後のロッカールーム」より熱いチョウ監督の言葉
冬の全国高校サッカー選手権中継の名物企画に「最後のロッカールーム」がある。敗退したチームの監督が涙する選手たちに語りかけるさまは、見ているほうもジーンとくる。Jリーグでも「最後のロッカールーム」ばりに試合当日、選手に熱く語りかける人がいる。湘南ベルマーレを率いて7年目になるチョウ貴裁(キジェ)監督だ2018/11/02スポーツ報知詳しく見る
2018/10/05
【二宮寿朗の週刊文蹴】いつも手を抜かない本気のウルグアイ
◆国際親善試合日本―パナマ(12日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)日本―ウルグアイ(16日・埼玉スタジアム)「ウルグアイはいかなる状況でもウルグアイだ」4年前、日本代表監督デビュー戦で0―2と完敗したハビエル・アギーレ監督は試合後、南米の強豪の戦いぶりをたたえた。時差、長距離移動、モチベーショ2018/10/05スポーツ報知詳しく見る
2018/09/07
【二宮寿朗の週刊文蹴】「駆け引き向上」のヒント、イニエスタにあり
日本人に足りないところはどこか―。日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、バヒド・ハリルホジッチにそれぞれ同じ質問をぶつけたことがある。3人とも答えは同じであった。駆け引き―。ザッケローニはイタリア語で「マリッツィア」と表現した。“老かい”が適訳だろうか。2013年コンフェデ杯2018/09/07スポーツ報知詳しく見る
2018/03/16
【二宮寿朗の週刊文蹴】“10代のJ”トレンド加速
マルチAIスピーカー、宅配ボックス、ミレニアルピンク…。40代半ばのオジサンである筆者も、最近のトレンドは一応チェックしている。日本サッカーに目を移してみると、今季のトレンドは「ティーンエージャー」になるだろうか。バルセロナの下部組織で育った16歳、FC東京の久保建英に注目が集まる中「いやいや、ウチ2018/03/16スポーツ報知詳しく見る
2018/02/23
【二宮寿朗の週刊文蹴】新2強時代か戦国逆戻りか
26年目のJリーグは「新2強時代」に入ったといえるだろうか。昨季、逆転優勝を飾った川崎と2位・鹿島は勝ち点「72」を獲得した。3位以下を引き離してマッチレースになった。チャンピオンシップ制を採用した一昨年は鹿島が年間王者となり、川崎は勝ち点「70」超えを果たしての年間3位。天皇杯の決勝でも両者はぶつ2018/02/23スポーツ報知詳しく見る
2017/12/22
【二宮寿朗の週刊文蹴】闘えないハリル監督は魅力ない
デュエル!デュエル!デュエル!(闘え!)ガニエ!ガニエ!ガニエ!(勝て!)バヒド・ハリルホジッチ監督が日本に植えつけようとしてきたのは何よりも闘う意識だったはずである。フィジカルでの真っ向勝負は不得手であろうとも、「日本には足りないものだ」と声を張り上げて指摘してきた。組織的にボールを奪い、縦に速く2017/12/22スポーツ報知詳しく見る
2017/12/01
【二宮寿朗の週刊文蹴】ACL制覇、阿部が流した“歓喜の涙”
愛されるチームには、愛されるキャプテンがいる。浦和にとって、10年ぶりとなるACL制覇。試合後、人目をはばからず涙を流した男がいた。36歳、阿部勇樹。背中とキャプテンマークが揺れていた。2012年にレスターから浦和に復帰。以降、キャプテンを任されている。以前、彼がこう語ってくれたことがある。「先頭に2017/12/01スポーツ報知詳しく見る
2017/10/20
【二宮寿朗の週刊文蹴】U17敗退で考えたいPK戦の向上
PK戦で大会を去るのは、何とも悔しい。17日のU―17W杯決勝トーナメント1回戦、イングランド戦。日本は優勝候補を相手に互角に渡り合った。19日付の本紙に掲載された「全然やれて、むしろ勝てると分かっていたから、余計に悔しい」との久保建英の言葉はチーム全員の思いに違いなかった。日本有利と感じていたのは2017/10/20スポーツ報知詳しく見る
2017/09/15
【二宮寿朗の週刊文蹴】ACL制覇へ足りない“日程支援”
◆アジア・チャンピオンズリーグ▽準々決勝第2戦浦和4―1川崎=2戦合計5―4で浦和が4強入り=(13日・埼玉スタジアム)レッズの夜だった。日本勢同士の対決となった13日のACL準々決勝第2戦は、浦和がホームで4―1(2戦合計5―4)と逆転で川崎を下して4強入りを決めた。0―2のビハインドをはね返した2017/09/15スポーツ報知詳しく見る
2017/08/18
【二宮寿朗の週刊文蹴】勢い重視の選考がW杯切符つかむ
勝てば天国、負ければ地獄。ハリル・ジャパン、勝負のオーストラリア戦とサウジアラビア戦が近づいてきた。注目されるのがバヒド・ハリルホジッチ監督のメンバー選考だ。6月に引き分けたイラク戦は肉弾戦を想定してけが明けの今野泰幸を招集したものの、結局本番では先発起用に踏み切れなかった。「作戦第一」の選考に切り2017/08/18スポーツ報知詳しく見る
2017/07/14
【二宮寿朗の週刊文蹴】鹿島の強み「自前指導者育成」
中断期に入ったJ1は、ここまで4チームが監督交代に踏み切っている。残留争いに巻き込まれている新潟、広島、大宮とそしてもう一つが現在2位の鹿島だ。ACL敗退とリーグ戦7位(7勝5敗)の状況を受けて石井正忠監督を5月31日に解任し、大岩剛コーチを昇格させた人事は大きな衝撃を与えた。昨季リーグと天皇杯の22017/07/14スポーツ報知詳しく見る
2017/05/19
【二宮寿朗の週刊文蹴】村田プレスがハリル日本のお手本!?
ボクシング2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太が20日、世界に初挑戦する。最終調整に入っている彼を帝拳ジムで取材した。持ち味といえば「堅いガード」「強烈な右」「ハードプレス」の3つ。フットワークを駆使するエンダムを想定して、ジリジリと迫る「追い詰め方」を確認していた。生命線は、やはり2017/05/19スポーツ報知詳しく見る
2017/04/21
【二宮寿朗の週刊文蹴】相撲に学べ、入れ替え戦復活を
大相撲が稀勢の里フィーバーに沸いている。相次ぐ不祥事で人気が低迷した時代がウソのようだ。3年前から人気が戻り始め、「スー女」なる言葉も飛び出した。ただ大相撲の復活は「土俵の充実」あってのもの。Jリーグが大相撲に学ぶとすれば「ピッチの充実」である。J1の16位とJ2の3位による入れ替え戦が来季、10年2017/04/21スポーツ報知詳しく見る