チャードなど実績馬がドバイ遠征で不在ながらも、ＧI馬８頭を含む豪華メンバーが顔を揃えた。昨年の有馬記念馬ブラストワンピースはここが今年初戦。瞬発力勝負になった昨年のダービー、菊花賞で完敗し、タフな流れだった有馬記念を制したことから平均ペースを得意とする馬力型。阪神内回りの舞台設定はぴったりだろう。久

ロやアルアインが有利となる。ポイントとなるのはダンビュライトが刻むペース。逃げ馬不在のメンバー。押し出されるようにダンビュライトがハナに立ち、レイデオロやスワーヴリチャードは好位をキープ。道中は平均ペースで流れる。勝負所でスワーヴリチャード、アルアイン、ステファノスが早めに仕掛ける。直線でレイデオロ

快速コパノキッキングがハナ。前走で番手から味のある競馬をしたスマートレイチェルは無理に競り掛けず、序盤は息が入る。ヴェンジェンスは中団、ヤマニンアンプリメ、トウケイワラウカドは後方から。前残りに警戒したい。

で微調整。１週前追い切りに続き手綱を取った石川は「いつも動く馬ですが、先週もいい動きでしたね。中間も順調にきているようです」と仕上がりの良さを直に感じ取っている。石川騎手「初戦はスピードで押し切ってくれたけど、マイルの方が競馬はしやすい。あとは極端なスローにならずに平均ペースぐらいで流れてくれれば」

内からワンスインナムーンが出てソルヴェイグは２番手でこれをマーク。前の２頭が緩いペースをつくって粘り込みを図るが、馬場は内が荒れてきて外が伸びる状態。馬場のいい所を伸びて来るデアレガーロ、ミスパンテールに注意だ。

７Ｒ・３歳上５００万下は２分２８秒５。前半５Ｆは６３秒６とスローで流れたが、それでも後半３Ｆは３５秒９とかかっている。切れが全く問われていない。タイプ的には最後まで力強い末脚を持続可能な馬が狙い目だ。ジャパンＣは淡々と流れそうなムード。極端なスローならまだしも、平均ペースなら最後はスタミナも必須だろ