東洋大のエース右腕・村上頌樹（しょうき・３年）が亜大戦で９回２死まで完全試合、１０回１死までノーヒットに抑える快投で、１１回１安打１４奪三振。今季４度目の完封で優勝に王手をかけた。２７人目の打者まで、村上は神宮の夜を完全に支配した。０―０で迎えた９回２死。フルカウントからの直球は低めに外れた。９番・

優輝内野手（３年）が九回に勝ち越し本塁打を放つなど４安打１打点と活躍し、九州国際大付（福岡）を８－６で下した。春夏連覇を狙う智弁学園（奈良）は、出雲（島根）に６－１で快勝。エース右腕の村上頌樹（しょうき）投手（３年）が１失点完投した。鳴門（徳島）は佐久長聖（長野）に３－２で競り勝ち、それぞれ２回戦に

根）と対戦。センバツは全５試合に完投で優勝投手となった村上頌樹（しょうき・３年）は、史上３人目の春夏全試合完投での連覇を狙う。エースの村上はリハーサル後、西宮市内で３０球の投球練習を行った。「完封で抑えたい」。春は開幕戦で福井工大福井（福井）を４―０で封じており、その再現を誓った。最速１４５キロ右腕

安打を放ったエース・村上頌樹は「楽しいですね。いいイメージが大きいです」と、その時以来の甲子園の雰囲気を楽しんだ。周囲は春日本一のチームという見方をするが、村上は「（６月の）春の近畿大会決勝で、履正社に負けてます。上には上がいる、ということを気づかされた」と、慢心することなく夏に臨んで、奈良県大会を

飾り、春夏連続出場を決めた。３回に先取点を奪われたが、４回１死一、二塁からエース右腕・村上頌樹（３年）の右前適時打などで３点を奪い逆転。７回にも４番・福元悠真右翼手（２年）の３ランで突き放した。天理は４点を追う９回、４連打などで１点差まで追い上げる執念を見せたが、あと一歩届かず２年連続出場を逃した。