土壇場で追い付かれたチームも延長１０回の末に５―４で競り勝ち、引き分けを挟んで４連勝を飾った。貫禄の２発だった。１本目は４回、昨季同僚だった相手先発・石川柊から内角の直球を捉えると、打球は左翼席へ届く３号ソロ。圧巻は同点の９回に飛び出した２本目だ。先頭打者として打席に立つと、追い込まれながらゲレーロ

を完璧に捉え、左翼席の中段まで運ぶ一時勝ち越し4号ソロ。延長10回に野村勇の勝ち越し決勝1号ソロをも呼び込む一打となった。「最後の（9回の打席）が完璧に近い打ち方だったかな」と満足そうにうなずいた。4回にも昨季までチームメートだった石川柊から3号ソロ。こちらも左翼席へと放り込んでおり「いい感覚で振り

）周東、２（遊）川瀬、３（指）柳田、４（一）山川、５（左）正木、６（右）柳町、７（三）広荑隆、８（捕）海野、９（二）牧原大、▽投＝有原【ロッテ】１（右）藤原、２（二）藤岡、３（中）高部、４（指）ポランコ、５（捕）佐藤、６（一）ソト、７（三）上田、８（左）西川、９（遊）小川、▽投＝石川柊

ロッテ・石川柊（左）と握手を交わすオスナ（撮影・栗木一考）試合前、ロッテ・石川（右）とグータッチする柳田（撮影・穴井友梨）試合前、走塁練習する海野（撮影・穴井友梨）右翼守備に就く近藤（撮影・栗木一考）打撃練習するリチャード（撮影・栗木一考）先発マスクの谷川原（中央）（撮影・栗木一考）開幕戦を迎え選手

初回１死満塁の好機で石川柊の投じた速球を左前へはじき返した。「キャンプから順調に来ているのかなと思います。ランナーを返そうとは思っていましたけど、今の時期ですので自分のやるべきことという感覚が強かったですね」と振り返った。今季初となる本拠地での試合は昨年の日本シリーズ第６戦以来。「選手は一番楽しみな

回に1番・中川が、ロッテに新加入した右腕・石川柊から左翼へ先頭打者本塁打。以降も毎回走者を出しながらホームが遠い展開が続いたが、6回に先頭の頓宮が、ロッテ2番手・田中晴から左中間へソロ本塁打を放って追加点を挙げた。1点差に迫られた8回には代打・ディアスの安打などで1死一、三塁をつくり、福田の右前適時