王・今岡真訪 感性のチカラ】#39【今岡真訪「感性のチカラ」】僕は本来「教え魔」だが、最優先は「選手をみること」。むやみに教えまくるのがコーチではない僕の指導者歴はかれこれ9年になる。ロッテで選手兼二軍打撃守備コーチを任された現役最終年を皮切りに、阪神で二軍打撃兼野手総合コーチ、ロッテで二軍監督、一

王・今岡真訪 感性のチカラ】#36【もっと読む】かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか僕の同期で27歳の若さでPL学園（大阪）の監督に就任した藤原弘介は、2003年夏の甲子園に初出場し、最高成績は06年センバツ4強。転任先の佐久長聖（長野）では、監督就任直後の12年夏に

王・今岡真訪 感性のチカラ】#35【前回を読む】PL学園 堅守の裏に名ノッカーあり…河野有道コーチはとにかく寡黙。無言がかえって怖かった甲子園に春夏通じて8度出場した佐久長聖（長野）の藤原弘介監督が3月末で退任した。2001年にPL学園の野球部内で暴力事件が起こり、河野有道監督が引責辞任。半年間の対

王・今岡真訪 感性のチカラ】#34【前回】雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した僕がPL学園3年春にセンバツに出場した1992年から甲子園のラッキーゾーンが撤去された。本塁打は前年の18本からランニング本塁打1本を含む7本に激減した。第1号が星稜（石川）の怪

王・今岡真訪 感性のチカラ】#31【前回を読む】だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…PL学園で甲子園通算58勝10敗。驚異の勝率.853を誇る中村順司元監督はよく「高校で終わりじゃねえぞ。みんな大学や社会人、プロで長く野球を続けて欲しいんだ」と言ってい

王・今岡真訪 感性のチカラ】#30【前回】PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらずPL学園の野球部員は基本的に学校に行くことは嫌いじゃない。なぜなら、学校だけが地獄の寮生活や先輩から解放される「安息」の時間だからだ。1年時は「仕事」が多過ぎて、ほとん

王・今岡真訪 感性のチカラ】#25【感性のチカラ】「負けろ」と願った自分を恥じたほどチームは “打倒キューバ” で一丸、完全燃焼できたアトランタ五輪決勝は最強キューバの牙城を崩せず銀メダル。ただ、予選リーグ1勝3敗から4連勝して決勝へ。僕は控えから4試合目にスタメンに抜擢されると、最終的に4割以上の

王・今岡真訪 感性のチカラ】#24【前回】1996年アトランタ五輪で僕に起きた2つの幸運…不謹慎ながら最初の頃は「負けろ…」と思っていた「打倒キューバ」を掲げ、アマチュア最強メンバーで臨んだ1996年のアトランタ五輪。当初は控えだった僕がスタメンで起用されるようになり、あと1敗したら敗退となる予選リ

王・今岡真訪 感性のチカラ】#23【感性のチカラ】拾われたロッテの入団会見では不覚にも泣きそうに…トライアウトからテスト生としてキャンプインここからはアマチュア時代の話をしよう。1996年のアトランタ五輪の日本代表メンバーが発表された時、僕は東洋大4年。この五輪には「幸運」が2つ訪れた。もともと僕は

王・今岡真訪 感性のチカラ】#22【前回】僕が引退試合を拒否した理由…阪神には愛着以上の感情も、野球を続けたい気持ちが勝った「今岡にはプライドがないんか？」2009年11月11日、周囲に批判を浴びながら、僕は12球団合同トライアウトを受けた。舞台は偶然にも阪神の本拠地・甲子園球場。当日は雨のため、室

王・今岡真訪 感性のチカラ】#21【前回】阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された「このままではユニホームを脱げない。もう一度、自分の気持ちをスカッとさせたい。一歩踏み出すことが今の自分にとっていいこと。球団からの引退試合の打診？ありがたい話ですけど

王・今岡真訪 感性のチカラ】＃19【感性のチカラ】「今岡、お前か？」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…投手、捕手、内野手、外野手ーー。プロ野球の監督はどこのポジション出身が向いているか。歴代の阪神監督では、投手は星野仙一さんや藤川球児現監督、捕手は野村克也さんや矢野燿大さ

王・今岡真訪 感性のチカラ】#18【感性のチカラ】「今岡、お前か？」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…以前「常識から外れてみよう」と述べたが、最も当てはまるのが、僕が1997年に入団した頃、3番打者としてバリバリの主力だった新庄剛志さん（現日本ハム監督）だ。一見、細身に見

王・今岡真訪 感性のチカラ】#16【今岡真訪 感性のチカラ】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ！」現代のプロ野球界は昔よりデータに縛られてプレーするようになった。最近、イチローさんがメジャーの野球について「データでがんじがらめにされて、感性が消え

王・今岡真訪 感性のチカラ】#14【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ！」「今岡！あれで思い切り走ってたんか？あの打球でかえってこられんかったら優勝なんかできるか！」と、走塁でアウトになった僕は、金本知憲さんによく怒られた。ただ、遠征先で

王・今岡真訪 感性のチカラ】#13【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ！」2001年オフに野村克也監督の辞任を受け、中日の監督から間を置かずして阪神の監督に電撃就任したのが星野仙一さんだ。初年度はBクラスの4位に終わり、大胆な「血の入れ替

王・今岡真訪 感性のチカラ】#12吉田義男監督の練習でいつも突き指をしたが、やがて僕の「見せ場」を作る礎になった新人時代の吉田義男監督が、後に解説者に転身した時のことだ。僕が野村克也監督とソリが合わず、苦しんでいる姿を見て、よく甲子園に励ましに来てくれた。その時、吉田さんはこう話していた。「野村は『

王・今岡真訪 感性のチカラ】#10【前回】僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225僕のポジションはコロコロ変わった。最初はショートとして阪神に入団。その後はセカンド。2005年は岡田彰布監督の「守備の負担を軽減して打撃に専念させたい」との方針でサー

王・今岡真訪 感性のチカラ】#9【読み進める＝第10回】大柄で足が速くない僕を、なぜPL学園の中村監督はセカンドにしたのか打率と打点は両立しない──。2005年の6月ごろ、打率は3割を超えていたが、5番打者として岡田彰布監督に期待される打点が増えないことで僕は悟った。コツコツ安打を打っても打点は増え

王・今岡真訪 感性のチカラ】#8【読み進める＝第9回】僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.2252003年、阪神は18年ぶりにリーグ優勝を果たしたにもかかわらず、星野仙一監督が「健康上の都合」を理由に電撃退任。岡田彰布・一軍内野守備走塁コーチが一軍の

王・今岡真訪 感性のチカラ】#7【読み進める＝第8回】不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ岡田彰布二軍監督は一本筋が通った人だった。野村克也監督就任1年目の1999年キャンプ初日、「全員でミーティングをやるから二軍も（往復1時間離れた一軍）宿舎に来い」

しい信頼で、この国のチカラに!～」をキャッチコピーとした新たな企業広告コミュニケーションをスタート。新CMには、メジャーの舞台で注目を浴び続ける大谷を起用した。広告イメージは「常識や創造を超えてMLBの舞台で挑戦し活躍し続ける大谷の姿と、同行の挑戦する姿を重ね合わせた」といったもの。「新しい信頼で、

レビ65年スポーツのチカラ」（午前10時30分、NHKは総合）の22日放送と、同日、さまざまな番組でコラボ企画が実施されることが2日、分かった。同番組は、両局が同スタジオから同時間に生放送し、それぞれの演出で楽しめるコラボ番組となる。番組名通り、テーマは「スポーツのチカラ」。テレビ放送開始からの65

予定。２児のママとなる菅野は所属事務所を通じ、「冬の出産に向けて、準備を進めて参りたいと思います。この年齢での妊娠、出産ですので、心配などもございますが、家族が増える喜びは、やはりその日が待ち遠しく、主人、息子、お腹の新しい命にチカラをもらっています」とコメントを寄せた。２０１３年４月に堺と結婚し、

カー教室「噛（か）むチカラをスポーツのチカラに」に釜本邦茂氏、前園真聖氏、元なでしこジャパンＭＦ澤穂希さんが参加した。６８年メキシコ五輪で銅メダルを獲得した釜本氏は「頭を使うこと。世界のレベルは高い。（メダル獲得は）そう簡単にはいかない」と辛口。９６年アトランタ五輪でブラジル撃破の「マイアミの奇跡」

本サッカー教室「噛むチカラをスポーツのチカラに」トークイベントに元なでしこジャパンの澤穂希さん（３７）、日本サッカー協会顧問の釜本邦茂氏（７２）とともに登場。リオデジャネイロ五輪で４８年ぶりのメダル獲得を目指す手倉森ジャパンにエールを送った。１９９６年のアトランタ五輪を経験している前園氏は「初めての

本サッカー教室「噛むチカラをスポーツのチカラに」トークイベントに、日本サッカー協会顧問の釜本邦茂氏（７２）、サッカー元日本代表の前園真聖氏（４２）らと登場。妊娠発表後、初の公の場となった澤さんは、ややふっくらとした姿で笑顔を振りまいた。来年１月の出産に向けて「もう少し時間はありますが、穏やかな日々を