月２７日以来、５６３日ぶりの白星。ようやく鬼門で待望の勝利をもぎ取った。カンフル剤も実った。井上監督はこの日、開幕から全１３試合に４番起用してきた石川昂を２軍に落とし、細川を４番に据えた。初回に上林のタイムリーで先制すると、５回には細川の適時打。「どんな形であれ、ヒットになってくれて良かったです」と

―中日（１１日・甲子園）【中日】１（中）岡林、２（二）山本、３（左）上林、４（三）石川昂、５（一）ボスラー、６（右）細川、７（遊）村松、８（捕）加藤匠、９（投）高橋宏【阪神】１（中）近本、２（二）中野、３（三）佐藤輝、４（右）森下、５（一）大山、６（左）前川、７（遊）木浪、８（捕）坂本、９（投）村上

上がると上林、細川、石川昂を１イニング３者連続３球三振に仕留めた。球団では１９５５年（国鉄）の金田正一以来２人目の快挙にも「全く意識はなくて、ムーチョ（中村悠）の構えているところにしっかり投げようとしか思っていなかった」。無心で女房役のミットを目掛けて右腕を振った。ランバートの来日初勝利がかかる最後

ル。２－２と追い込んだが、変化球を左前に運ばれた。続く上林も１－２と追い込みながら右前打を許した。だが、ここから持ち味の投球術を駆使。細川を中飛。続く石川昂を内角球で詰まらせ、遊ゴロ併殺打に仕留めた。田中はここで「オッシャー！」と、初回から雄たけび全開となった。日米通算２００勝まであと３勝としながら

えるも、２回に先頭の石川昂に右翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、なお１死三塁では中田の遊ゴロの間に先制点を献上した。３回は３者凡退。同点の４回には先頭の細川に左前打を打たれたが併殺打に押さえて切り抜けた。５回には２死から２者連続で四球を与え、岡林には左前打と２死満塁のピンチを招いたが、山本を右飛に打ち

続く一死二、三塁の好機に石川昂は空振り三振。井上一樹監督（５３）は「あそこが全て。あいつがどう感じたか。今日の試合の一番の反省点かなと思います」と４番に奮起を求めた。前日２９日に右足に自打球が当たった細川が、この日はベンチスタート。打線のキーマンとして期待していたボスラー、福永をケガで欠いているだけ

中日は３０日のＤｅＮＡ戦（横浜）に１―２で敗れ開幕カードは１勝２敗の負け越し。ＤｅＮＡ３連戦でわずか２得点と今季も得点力不足が課題となりそうだ。中日は細川がスタメンから外れベンチスタート。２番・右翼で駿太が先発出場したが、３回二死一、二塁、５回二死三塁の場面でいずれも凡退し得点のチャンスを逃した。中

四球を献上したが、カリステを１４２キロのフォークで、石川昂を１５３キロの直球で、最後は細川を１４０キロのフォークと三者連続三振斬りした。上半身のコンディション不良や右肩のクリーニング手術などの影響で２３年８月以来の登板を終えた入江は「５９７日ぶりですし、開幕戦という特別な試合でもありますし。勝ってい

―０の勝利。「マツ（松葉）に助けられたね。ありがとうございます。松葉に尽きます」と感謝しきりだった。苦しい展開だった。２回に木下の左前適時打で１点を先制するもその後が続かない。４回無死満塁の好機は木下、松葉、岡林が凡退。上林、石川昂の連打でつかんだ８回無死二、三塁のチャンスも得点には結びつかなずベン

いた。３回シリーズの第１回では今季の打順プランについて言及。松中コーチは４番候補の石川昂弥内野手（２３）への期待を語った。【松中信彦打撃統括コーチインタビュー（１）】熊崎平成唯一の三冠王である松中さんがドラゴンズの打撃統括コーチになると知った時は興奮しました。井上監督からコーチ就任の打診があった時は