ドクター和

ドクター和

2019/06/03

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】「休むのは、死んでから休みます」 絵本作家・かこさとしさんが貫いた使命

    還暦を過ぎると、同世代が集まっても艶っぽい話は姿を消して親の介護話や病気自慢と寂しいかぎりです。明るいネタといえば、孫の話題くらいでしょうか。孫は最高の薬です。末期がんの患者さんでも、孫との触れ合いにしばし闘病を忘れるほど元気になることもあります。「幼い孫に絵本を読み聞かせるのが最高の幸せ」と、先日
    2019/06/03夕刊フジ
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2019/05/14

2019/04/15

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】横綱・双羽黒、体格と才能に恵まれた天才が腎臓病患い…

    ★横綱・双羽黒ご縁あって先月、大相撲大阪場所の千秋楽の後、千賀ノ浦部屋の祝賀パーティーに伺いました。そう、貴景勝が栃ノ心戦に勝って10勝を決め、大関昇進を確定させたあの日です。貴景勝関は、五月人形のようにつるんと可愛い顔を紅潮させて会場に現れました。握手をしましたが、手も決して大きくはなく、テレビで
    2019/04/15夕刊フジ
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2019/04/02

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】老衰で旅立った「人生延長戦の達人」 評論家・吉沢久子さん

    ★評論家・吉沢久子地域エコノミストの藻谷浩介さんは、人生を野球のゲームに例えてお話しされます。30代前半なら3回表、後半なら3回裏、まだゲームは始まったばかり。私は60代前半なので、野球ならば中盤戦。まだいくらでも、逆転ホームランを打てそう。しかし…と藻谷さんは、とある講演会で次のように続けられまし
    2019/04/02夕刊フジ
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2019/03/18

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】大好きな夫に抱かれながら本当に「蝶」に… 歌手・森山加代子さん

    ★歌手・森山加代子さん「あなたに抱かれてわたしは蝶になる~」。不思議なリズムの蠱惑的(こわくてき=人を惹きつけ、惑わす)なこの歌を聴いた時、私はまだ小学生だったと記憶しています。女の人は抱かれるとチョウになっちゃうの!?想像力のなかった少年は、その妖しい歌詞の意味を親に聞く勇気もなく、この歌がテレビ
    2019/03/18夕刊フジ
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2019/03/04

2019/02/19

2019/02/12

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】「忍耐、勇気、創造の人生」をまっとう 哲学者・梅原猛さん

    日本を代表する知の巨人がまた一人逝ってしまいました。哲学者の梅原猛さんが1月12日に京都市内の自宅で亡くなりました。享年93、死因は肺炎ですが、限りなく老衰に近いものとお見受けします。梅原さんは60歳のときに大腸がんになりましたが、それから30年以上も偉大な仕事をし続けられたことに、60歳の私は、た
    2019/02/12夕刊フジ
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2019/01/17

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】ユーチューバー・エイジさんの死に思う、水難事故の恐ろしさ

    「大きくなったらYouTuberになる!」おばあちゃんにそう宣言している男の子を見かけました。時代は変わりました。聞いたこともない職業が、いつのまにか世の中の最先端にあると感じるこの頃です。きっとこの少年が憧れているのは、大人気YouTuber「アバンティーズ」。そのメンバーの一人であるエイジさんの
    2019/01/17夕刊フジ
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2019/01/07

2019/01/04

2018/12/17

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】女優・赤木春恵さん 親友、森光子さんとの“再会”は…「死を受け入れる準備」の証しか

    女優の赤木春恵さんが11月29日、都内の病院で亡くなりました。94歳でした。死因は心不全とのことですが、その年齢や経過を考えると、老衰での大往生と言っても差し支えはないでしょう。『渡る世間は鬼ばかり』の姑役のイメージが強いという人がいますが、私は『3年B組金八先生』の懐の深い女性校長役が大好きでした
    2018/12/17夕刊フジ
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2018/11/22

2018/11/05

2018/10/22

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】第54代横綱・輪島さん 明るさ失わず、見事な人生の“千秋楽”

    「千秋楽」という言葉の響きが好きです。語源については諸説ありますが、元々は雅楽の最後に演奏される曲名だったとか。「秋」は「終」と同じ読みですね。私はこの言葉を目にするたび、「人生には1000通りの終わりがあるが、どの終わりも楽しくあれ!」というイメージがなぜか浮かびます。10月8日に亡くなった第54
    2018/10/22夕刊フジ
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2018/10/15

2018/10/09

2018/10/01

2018/09/10

2018/09/04

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】菅井きんさん、大好きな“肉食”貫いて平穏な最期

    ★菅井きんさんロングセラーとなっている拙著『平穏死10の条件』(ブックマン社)の中で私は、条件の1つに「転倒・骨折をシミュレーションしよう」と書きました。80歳を過ぎても病気知らずだった人が、転倒をきっかけに入院→寝たきり→認知症が進む…というケースはとても多いのです。日々歩くなどして筋肉量を落とさ
    2018/09/04夕刊フジ
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2018/08/27

2018/08/22

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】津川雅彦さん 夫婦とも見事な平穏死 妻の死から99日後に旅立つ

    ★津川雅彦さん「死は自分の意思ではどうにもならない。今はもう、死は怖くはありません」妻で女優の朝丘雪路さんを4月になくした俳優の津川雅彦さんは、その1カ月後の雑誌のインタビューでこんなふうに語っていました。同じ頃に行われた記者会見で、車椅子で会場に現れた津川さんは、鼻に酸素注入器、指には心拍数計をつ
    2018/08/22夕刊フジ
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2018/08/14

2018/08/06

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】「逃げない」貫いたマサ斎藤さん 引退後も20年間リハビリ続ける

    ★マサ斎藤さん東京オリンピック・パラリンピックまで、あと2年を切りました。私が診ている在宅の患者さんにも「次の東京オリンピックまでは死なれへんわ」と張り切っている80代、90代の人が多くいます。前回(1964年)の記憶が残っている人の方が、どうやら期待も大きいようです。そういえば先日一周忌を迎えられ
    2018/08/06夕刊フジ
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2018/07/30

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】加藤剛さん、がんとうまく共生 揺らがぬ心まっとうした人生

    ★加藤剛さん酒も飲まず、タバコも吸わず、ギャンブルとは無縁-。加藤剛さんは昭和の大スターでありながら、豪放な“伝説”とは無縁の生真面目な二枚目俳優でした。ここ数年は、テレビに出演されることは少なくなっていましたが、昨年12月に次男で俳優の頼(らい)さん(38)と一緒に『徹子の部屋』に登場。かなり痩せ
    2018/07/30夕刊フジ
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2018/07/17

2018/07/10

2018/06/25

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】森田童子さん、誰にも干渉されない幕引き 引退後は専業主婦として暮らし…

    ★森田童子さんこの連載を始めてから、新聞のおくやみ欄や芸能ニュースを丁寧にチェックするようになりました。そして、今回ほど情報の少ない訃報は初めてだと感じます。フォークソング歌手、森田童子(どうじ)さんが4月24日に亡くなっていました。享年66。死因は心不全との報道も一部ありましたが、詳細はわかりませ
    2018/06/25夕刊フジ
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2018/06/18

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】「在宅医」とは…大切な何かを問い、旅立った早川一光医師

    ★早川一光医師私が在宅医療に従事して、はや23年以上が経ちました。在宅医は2つに分類されると感じます。「在宅医療」という言葉が生まれて以降に医者になった方と、そんな言葉がなかった時代、外来に来られなくなった患者さんの自宅に行き、看取りまで行ううちに気が付けば「在宅医」と呼ばれるようになっていた方です
    2018/06/18夕刊フジ
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2018/04/17

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】日高晤郎さんのリビングウィル「マイクの前で死にたい」

    ★人気ラジオパーソナリティー・日高晤郎さん「よく笑えた日は佳い1日だ」。これは、北海道の人気ラジオパーソナリティーだった日高晤郎さんが、生前よく口にしていた言葉だそうです。なんと素敵な言葉だろう。そうだ、患者さんに明日も笑って過ごしてもらうために、私も町医者を続けているのだ、と改めて気づかされました
    2018/04/17夕刊フジ
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2018/04/09

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】人生は自分でデザインできる 山下弘子さん、がん保険CMで共感

    ★山下弘子さん櫻井翔さんと一緒にがん保険のCMに登場し、講演会なども精力的に行っていた山下弘子さん。太陽に向かって咲くヒマワリのように、テレビで見かける笑顔が輝いていて、気になる人でした。弘子さんに肝がんが見つかったのは19歳、大学1年生の夏。おなかが出てきて、「太ったかな?」と思っていたらがんだっ
    2018/04/09夕刊フジ
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2018/04/04

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】落語家・立川左談次さん、「幕」が下りても遺した笑い

    ★立川左談次さん「Dr.和の町医者日記」と題して、かれこれ10年もブログを書いています。日々の出会い、患者さんとの一期一会、時には医療に対する怒りなども綴ります。多忙で数日怠ると、「長尾先生、死んだの?」とコメントが寄せられることも…。そこでふと考えます。もし私が突然死したら、このブログはどうなるん
    2018/04/04夕刊フジ
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2018/03/27

2018/03/07

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】田中雅博さん、苦しみケアした“僧侶医師” 「いのちの苦しみ救うことは医者にはできない」

    ★田中雅博さん「なんで医者なのに、死ぬ話ばかりやっているんだ?」と聞かれることがあります。「医者は病気を治すのが仕事だろう?死のことなんて、お坊さんに任せておけばいいんだよ」と皮肉まじりに。果たして本当にそうでしょうか。死と向き合わない医療者があまりにも多いから、死の直前まで過剰な延命治療を続けた結
    2018/03/07夕刊フジ
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2018/02/17

2018/01/27

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】星野仙一さん、闘い抜いた男の平穏死 がんの痛み抑えるモルヒネを最期まで拒否

    ★星野仙一さん憧れの人でした。氏名の前に「男」とつけるのがこれほど似合う人はもう現れないでしょう。男・星野仙一が、流星が燃え尽きるごとく真冬の空に消えました。星野さんの魅力の原点をいくつか探してみました。父親が不在だったこと。地元愛が強すぎたこと。そして大の負けず嫌い。そんな星野さんはごく近しい人に
    2018/01/27夕刊フジ
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2018/01/06

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】はしだのりひこさんが最期も歌って残した「風」 死の10日前にも仲間と歌、周囲も驚き

    ★はしだのりひこ昭和40年代、日本のフォーク音楽をリードしていたはしだのりひこさんが12月2日、72歳で旅立ちました。パーキンソン病で死去との報道でした。訃報が流れたその夜、桑田佳祐さんがラジオで「日本のポール・サイモンだった」と追悼し、ヒット曲『風』をかけたことからも、音楽シーンに大きな影響を与え
    2018/01/06夕刊フジ
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2017/11/30

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】竹田圭吾さん、「膵臓がん」でも旅行や仕事を最後まであきらめず生き抜いた気力

    ★竹田圭吾(31)11月16日は「世界膵臓(すいぞう)がんの日」でした。もっと膵臓がんに関心を持ってほしいと、患者団体パンキャンジャパンが啓発をしているものです。私は59歳ですが、ここ数年、同年代の友人が数人、このがんで旅立ちました。ミドルエイジ・クライシスという言葉を連想します。2016年1月に膵
    2017/11/30夕刊フジ
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2017/11/24

  • 【ドクター和のニッポン臨終図巻】菅原文太さん、がんとの“仁義ある戦い” 膀胱全摘を拒否「立ちションできなくなったら菅原文太じゃない」

    ★菅原文太さん(30)この連載で先日、高倉健さんを書きました。健さんの死から半月後、もう一人の銀幕スターが旅立たれたことも忘れてはなりません。菅原文太さん、2014年11月28日死去。81歳。07年、文太さんは尿に血の塊を見つけて検査へ行くと、膀胱(ぼうこう)がんのステージ2と診断。全摘手術を勧めら
    2017/11/24夕刊フジ
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2017/10/28

2017/10/24

2017/09/13

2017/09/12

2017/08/28

2017/06/22

2017/06/12

2017/06/07

2017/05/23

2017/05/17

2017/05/01