西村龍次
2019/05/19
ソフトB千賀、集中切らさず…感じた精神的成長/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク2-1日本ハム(18日・熊本)まずは、悪天候で中止の可能性もあり、途中に1時間の中断もあったゲームで集中力を切らさなかった千賀と日本ハム・上沢の両先発をたたえたい。さすが両チームの開幕投手だ。特に千賀には精神的な成長を感じた。リードを許した状態で4回を終えて中断に入った。普通の投手なら2019/05/19西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/12
ソフトB 球種の優先順位に疑問も/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク4-2ロッテ(11日・ヤフオクドーム)チームの流れが悪かった中、千賀で連敗を止めたのは大きい。調子は決して良くなかったが、何とか粘った。あれだけ先頭打者を塁に出しながら、タイムリーを簡単に打たせないのはさすが。できれば完投してほしかったが、この日の調子なら仕方がないだろう。ただ、疑問が2019/05/12西日本スポーツ詳しく見る
2019/05/03
ソフトB大竹、直球にスピード表示以上の球威/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク1-0楽天(2日・ヤフオクドーム)大竹はしんどい展開をよく勝ちきった。援護に恵まれず、勝ち星がつかなくても、自分の調子を崩さず、ベストな状態を保ち続けた成果だ。悪い流れもこの勝利で変わると確信した。いわゆる「スミ1」は投手にとって本当にきつい。1点を守ろうと意識して、攻めの姿勢を忘れが2019/05/03西日本スポーツ詳しく見る
2019/04/08
ソフトB高橋礼、カード初戦で見たくなった/西村龍次氏の目
高橋礼の投球は素晴らしかった。2日間で計7本塁打、しかも2打席連続で初球を本塁打にした打者を2日続けて出したロッテ打線に対し、初球をボール球や変化球で入るなど細心の注意を払って一発を警戒し、実際打たせなかった。初球がボールでもカウントを悪くしなかったのは、制球力が高い証拠だ。要所での粘りも光った。62019/04/08西日本スポーツ詳しく見る
2019/03/31
ソフトB森、脱力で安定感アップ/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク6-5西武(30日・ヤフオクドーム)森の安定感が増している最大の要因は、昨夏ごろから力まずに投げられていることだ。それまでは力任せに投げ込む部分もあったが、余計な力を抜き、リリースの時に最大の力が伝わる投げ方を体得した。それほど力感がない投球フォームにもかかわらず、ボールは手元で伸びて2019/03/31西日本スポーツ詳しく見る
2019/03/28
柳田の打順は?秋山幸二氏「俺なら3番で」/西スポ評論家座談会3
王者の西武は連覇と11年ぶりの日本一を目指す。西日本スポーツの評論家6氏(藤原満、池田親興、秋山幸二、西村龍次、柴原洋、斉藤和巳=敬称略)が今季の順位を予想した。(2から続く)斉藤パの注目選手はどうでしょう。秋山ホークスからいこう。まず甲斐野だろうね。斉藤キャンプで見た杉山はすごいボールを投げていたプロ野球 リーグ リーグ優勝 リーグ王者 元号初 敬称略 斉藤キャンプ 斉藤パ 斉藤和巳 日本一 柴原洋 池田親興 注目選手 球団初 甲斐野 福岡移転 秋山ホークス 秋山幸二 藤原満 西スポ評論家座談会 西日本スポーツ 西村龍次 評論家 連続日本一2019/03/28西日本スポーツ詳しく見る
2019/03/23
ソフトB千賀、まずは直球とフォーク万全に/西村龍次氏の目
千賀に対して不安が残った。1週間後に開幕を控えていながら、4回69球で実戦の最終調整を終えた。次の先発は本番になる。せめて100球をめどに投げておくべきではなかったか。立ち上がり、投球フォームのバランスは悪くなかった。ただ、2回からは捕手の構えたところにほとんど投げられていない。浮いたボールも多かっ2019/03/23西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/21
ソフトB育成川原制球改善、左キラーの期待も/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク紅白戦(20日・宮崎アイビー)育成左腕の川原が、もらったチャンスでしっかりと期待に応えた。これまでは球は速いが、どこにいくか分からないイメージだった。だが、この日は力強い真っすぐでも、変化球でも、ストライクを容易に取れるようになっていた。球速を落としたこともあり、長年の課題だった制球力2019/02/21西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/20
ソフトB和田オーバーペースに注意を/西村龍次氏の目
今キャンプで初めて和田のブルペン投球を見させてもらった。ベテランとはいえ故障明け。身近な評論家が早い段階からチェックしていると、余計な力が入ってペースを乱すこともある。実はここまで遠慮していたが、復活に向けて順調にきていることを確認できて安心した。全体的にはまだ実戦レベルではないが、右打者へのインコ2019/02/20西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/07
ソフトBドラ2杉山&ドラ7奥村、「打撃投手」でもっとアピールを/西村龍次氏の目
6日のチェック評論で書いたように、新人の杉山らが打者相手に投げるのを楽しみにしていた。それだけに、この日の投球は拍子抜けになった。私には、杉山が100パーセントの力で投げているようには見えなかった。打撃投手だから打たせよう-。そんな気持ちだったのかもしれない。名目は「打撃投手」でも、新人投手にとって2019/02/07西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/06
ソフトB杉山は救援陣の救世主候補/西村龍次氏の目
ブルペン競演となった新人の中で、杉山の良さが際立った。何よりボールが速くて強い。193センチの身長を生かし、角度もある。この日は少し制球がばらついたが、大勢の前で投げてきたことや走り込みによる疲労もあるだろう。球を受けた高谷が「とにかく球に威力がある。球速も今のホークス(投手陣の中)でトップクラス」2019/02/06西日本スポーツ詳しく見る
2019/02/04
ブルペンで目立ったソフトB千賀/西村龍次氏の目
第1クール最終日のブルペンでは控え気味だったものの、千賀は状態がいい。初日の方が力感があったが、走り込んだ疲れも考えた上でフォームのバランスに気を付けながら投げていたのだろう。他の投手が悪いわけではないが、あの調子ならばやはり目立つ。まだ2月の頭で開幕までは2カ月近くあるが、開幕投手を目指して、しっ2019/02/04西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/29
ソフトB4回の逸機が響き後手に/西村龍次氏の目
◆SMBC日本シリーズ2018:第2戦広島5-1ソフトバンク(28日・マツダスタジアム)ホークスは3点を追う4回の逸機が最後まで響いた。広島先発のジョンソンは球持ちが良く、球種の見極めが難しい。さらに石原の好リードでいろんな球種でカウントを取ってきた。正直言って手も足も出ないという印象だった。ジョン2018/10/29西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/20
ソフトB千賀、制球良く力み感じさせなかった/西村龍次氏の目
千賀はボールに勢いがあるうちは抑えられるが、疲れてくるとバランスを崩し、制球を乱してやられるという悪循環があった。原因は過度の力み。ただ、今回の登板は、序盤から制球もテンポも非常に良く映った。本人がリラックスすることを心掛けたのが功を奏したのか、あるいは中4日で少し体が重く感じたことでかえって力まな2018/10/20西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/16
ソフトB、一発頼みでは西武に勝てない/西村龍次氏の目
ファイナルステージを突破するには、3番浅村と4番山川の前にいかにランナーを出さないかがポイントになる。そのことを逆の形で実証してしまったのが、この日の日本ハム戦だった。5本の本塁打で打ち勝ったが、内容は最後まで接戦。5発も出ていれば、普通なら大量リードで圧勝している。それが接戦になったのは、すべてソ2018/10/16西日本スポーツ詳しく見る
2018/10/04
ソフトBいけるぞ先発高橋礼、救援大竹/西村龍次氏の目
CSに向けて収穫の多い試合になった。まず、先発した高橋礼。テンポよく4回を56球、1安打無失点で終えた。12個のアウトのうち8個が内野ゴロ。しかも無四球だ。彼が見せた今年一番の投球内容だった。近年少なくなったサブマリンは本当に貴重。CSでも先発として使えるめどが立った。あえて今後の課題を挙げるなら、2018/10/04西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/10
ソフトBバンデン、直球の力戻った/西村龍次氏の目
バンデンハークの今季一番と言っていい投球に尽きる。8月に入ってから力強い真っすぐが戻ってきていたが、この日の試合はその真っすぐに加えてスライダーやナックルカーブの切れ、制球も良かった。立ち上がりは全体的に高く浮いていたが、3回ごろから変化球が低めにまとまり、真っすぐも浮かなくなった。3、4、5回を32018/09/10西日本スポーツ詳しく見る
2018/09/08
ソフトB武田を“ジョーカー”に/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク1-3オリックス(7日・ヤフオクドーム)千賀が先発した試合を落としたのは痛い。しかも、1球の失投。新人にプロ初本塁打を許しただけに千賀は、悔やんでも悔やみきれない。ただ、シーズンは終盤。反省は必要だが、それ以上に気持ちの切り替えが大事だ。打線も初回こそ、牧原の好走塁を先制点につなげたが2018/09/08西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/27
ソフトB「中継ぎ中田」は大きな存在/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク12-8西武(26日・ヤフオクドーム)通算100勝まであと1勝として苦しんできた中田が、こういう形で区切りに到達できたことは大きい。もともと立ち上がりは悪くない。先発では長い回を投げる中で突然崩れることがあったが、今のように短い回だとそれは出にくい。直球に力があるし、フォークもいい。走2018/08/27西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/13
ソフトB松本裕、球数減らしエース級に成長を/西村龍次氏の目
松本裕の出来は前回登板より悪かった。一番の違いは全体的に球が高めに浮いていたこと。それでも強力打線を抑えて試合をつくることができたのは、投球術を持っているためだ。この試合でも一つの球種でスピードを3段階ぐらいに変える投球術が通用した。打ち取りにくい好打者の近藤、西川を完全に抑えた。特に近藤はタイミン2018/08/13西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/11
ソフトB千賀、直球に切れ、変化球も効果的/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク5-0日本ハム(10日・ヤフオクドーム)千賀は真っすぐに切れがあった。日本ハムの打者が、その直球に振り負けしないように強くスイングしてきたから、変化球も効果的だった。一方で本人が納得していないように、抜けた球も少なくない。特に力を入れて決めにいった真っすぐは高めに浮いた。今後の修正ポイ2018/08/11西日本スポーツ詳しく見る
2018/08/05
ソフトB松本裕、成長感じさせた好投 課題は勝負球 オリ・ローチの投球ヒントに/西村龍次氏の目
成長を感じさせる松本裕のナイスピッチングだった。序盤からストライク先行で打者と勝負。持ち味をフルに発揮した。元々器用でボールを操る技術も高い。加えて直球だけでも140キロ台後半から130キロ台後半と意図して球速の変化をつけた。スライダーも同様。同じ球種でも緩急差をつけ、打者を手玉に取った。課題は勝負2018/08/05西日本スポーツ詳しく見る
2018/07/30
武田、百点満点のピッチング 最後まで効いた序盤の内角攻め/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク4-0楽天(29日・ヤフオクドーム)百点満点と言っていいピッチングだった。速球で内角をえぐり、変化球でストライクを取り、しかも最後まで球威が落ちない。結果が出ずに2軍調整を命じられた投手に多くを求めるのは酷かと思っていたが、いい意味で裏切られた。1巡目に徹底して内角を攻めたことが最後ま2018/07/30西日本スポーツ詳しく見る
2018/06/17
ソフトB今宮復帰後 二塁・川瀬も面白い/西村龍次氏の目
◆ソフトバンク6-2広島(16日・ヤフオクドーム)逆転した7回の攻撃は見事だった。投手は2番手の今村。前の回に1点を失ったとはいえ好投していたジョンソンを相手ベンチが代えたところを、しっかり攻略した。4点を奪ったこの回、打線に勢いをつけたのは間違いなくセーフティーバントを決めた川瀬だ。1点差の1死一2018/06/17西日本スポーツ詳しく見る