なでしこも真っ青…ドイツが“技のサッカー”でリオ五輪金
欧州の実力国同士の顔合わせとなったリオ五輪女子サッカー決勝(日本時間20日午前5時半キックオフ)は、世界ランク2位のドイツが同6位のスウェーデンを2―1で下し、五輪初優勝を飾った。試合は見どころ満載だった。両国ともこれまで強靱なフィジカルをベースにした高さ、速さ、強さを武器に女子サッカー界を先導して
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ムスリムに豚肉 イスラム過激派に口実与えた東京入管の愚
神経を逆なでしたことは間違いない。東京入国管理局横浜支局で、退去強制手続きのため収容中のイスラム教徒のパキスタン人男(48)に“禁忌食”である豚肉を誤って提供した問題。17日には外国人の人権を守る都内の支援団体が入管を訪れ、クレームをつける事態に発展している。あらましはこうだ。同支局は入管法違反で収
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重圧以外にも要素数々 吉田沙保里はなぜ五輪V4を逃したのか
試合終了のホイッスルが鳴ると、顔を覆ってマットに崩れ落ちた。リオ五輪女子レスリング53キロ級決勝が18日(日本時間19日)に行われ、五輪3連覇中だった吉田沙保里(33)がヘレン・マルーリス(24=米国)に1-4でまさかの敗退。前日の同58キロ級・伊調馨に続く五輪4連覇が泡と消え、表彰台でも嗚咽が止ま
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山崎裕之氏が指摘 戦力充実なソフトBに「足りないもの」
とうとう形だけの首位と成り果てた。ソフトバンクは、18日の西武戦に負けて3連敗。0.5ゲーム差の2位日本ハムが勝ったことで首位転落かと思われたが、勝率ではかろうじてソフトバンクが1厘上。これにより、「マイナス0.5ゲーム差の首位」という珍事となった。それでも日ハムに最大11.5ゲーム差をひっくり返さ
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広島戦は残り7試合 巨人は今が“リメークドラマ”の臨界点
メークドラマの再現はない――。18日の中日戦に勝利、この日、試合がなかった首位広島とのゲーム差を7とした巨人のことだ。18日は巨人にとって縁起のいい日である。7月6日につけられていた最大11.5ゲーム差を逆転した「メークドラマ」の96年、広島にゲーム差なしと追いついたのが8月18日だった。今年はその
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首位と最下位で26打差 五輪ゴルフ「60人枠」に問題あり
リオ五輪女子ゴルフ大会2日目は左手親指の負傷で直前まで出場辞退のウワサもあった2位発進の朴仁妃(28=韓国)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーまで伸ばして単独首位に立った。この日も風が穏やかな絶好のコンディションのうえ、グリーンもボールが止まりバーディー合戦の様相になった。19位
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女子5000m見どころは「アヤナ世界新」と「上原の大逃げ」
目が離せない12周半になりそうだ。キャリア2戦目の挑戦で、リオ五輪女子1万メートルをぶっちぎりの世界新で制したアルマズ・アヤナ(24=エチオピア)が5000メートルに登場する。もともと5000メートルが“本職”で、世界選手権では13年ロシア大会で銅、昨年の北京大会では金メダルを獲得。今年6月には、デ
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汚名返上の力走 男子400m障害はケロン・クレメントが金
勝負弱いベテランが悲願の金メダルだ。リオ五輪陸上男子400メートルハードルで、個人として初めての五輪金メダルを獲得したクレメント(30=米国)。猛追するツムティ(24=ケニア)を100分の5秒差でかわし47秒73でゴール。ロンドン五輪8位の雪辱を果たした。トリニダード・トバゴのポートオブスペイン生ま
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5月から決意不変 63kg級金の川井梨紗子“東京は打倒伊調”
直前の“吉田ショック”を吹き飛ばした。日本時間19日早朝、リオ五輪のレスリング女子63キロ級決勝で金メダルを獲得した川井梨紗子(21)。勝利の瞬間、駆け寄ってきた栄和人チームリーダーを2度もマットに投げ飛ばし、恒例の肩車で喜びを爆発させた。このわずか20分前には吉田沙保里(33)が4連覇を逃して銀メ
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1日5食の“突貫工事”も…女子75kg級・渡利璃穏は初戦敗退
メダルラッシュの波に乗れなかった。リオ五輪レスリング女子75キロ級の渡利璃穏(24)は、初戦の2回戦で14年世界選手権2位の地元ブラジル選手アリーネ・ダシルバフェレイラに3-4で敗れた。1年前までは63キロ級でリオを目指すも、大学の後輩・川井梨紗子に負けた。ところが、2階級上の75キロ級だけ代表の座
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練習は1日12時間 シンクロ日本復活の裏に「ハイポ」あり
日本時間19日に行われたシンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)で日本は3位。メダル圏内で20日のフリールーティン(FR)を迎える。1位は優勝候補筆頭のロシア、2位は中国。日本と銅メダル争いが予想されるウクライナは日本に0.3310点の僅差で4位につけた。かつては「お家芸」と
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ボルト200mも金で3大会連続2冠 世界新には0.6秒及ばず
リオ五輪陸上200メートル決勝(日本時間19日午前10時37分スタート)で19秒19の世界記録を持っているボルト(29)が、圧巻の強さを見せつけた。小雨模様の悪コンディションにもかかわらず、6レーンのボルトはスタートから飛ばし、最初のコーナーを回ったところでトップに立った。危なげないレース運びで金メ
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男子卓球 後がない第4試合で水谷を“使わなかった”なぜ?
素人には不可解な選手起用だった。リオ五輪の卓球男子団体決勝で日本は中国に1-3で敗れ、銀メダルとなった。第1試合のシングルスで丹羽孝希が今大会個人金の馬龍にストレート負け。第2試合の水谷隼は過去15戦全敗だった許〓と対戦。2-2の第5ゲームで7-10と後がないところまで追い込まれたが、「今、成長して
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FA大島、平田獲得に慎重論 巨人が危惧する人的補償の痛手
巨人が17日、前日に21年ぶりの借金20を背負った最下位中日に痛恨の逆転負けを食らった。その中日は谷繁監督の解任に続き、チーム解体の危機に陥っている。今月に入り、大島洋平(30)と平田良介(28)が相次いで国内FA権を取得した。今季、大島の年俸は9000万円、平田は7000万円。2人とも補償が発生す
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五輪惨敗の男子ゴルフ 言い訳のオンパレードに識者が苦言
リオ五輪に出場した日本代表の池田勇太(30)と片山晋呉(43)が17日帰国し、羽田空港で記者会見が行われた。会見では未練たらたら、2人とも言い訳ばかりだった。「練習ラウンドと試合では風向きも気温もコンディションが全く変わった。世界でもあまりないような(コースの)造りで戸惑った」(54位・片山)「風の
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打者で大暴れ 大谷の「二刀流復帰」栗山監督が描くプラン
「フォームの乱れというのも、どこまで本当なのか……」こう話すのは、ある日本ハムOBだ。7月24日の登板を最後に、打者一本の“一刀流”に専念している大谷(21)。昨17日は同点の七回2死三塁の場面で、決勝打となる18号2ランを右翼スタンドに叩き込んだ。お立ち台で「打った瞬間、(スタンドに)いくなと思っ
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プロ球団も嘆息する 早大の凄まじい“スカウティング攻勢”
「目ざといというか、節操がないというか……」某スカウトが早大の選手集めについて、苦笑いを浮かべてこう言った。「今年はすでに寺島(履正社)と藤嶋(東邦)に声を掛けて断られたらしいよ。毎年、全国各地のトップクラスの高校生に声をかけている。2年前のセンバツ優勝投手の小島(浦和学院)もそうやって口説いた。今
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山田、畠山ら不在でも…ヤクルトがDeNAに快勝しCS視界に
山田も畠山も雄平も川端もケガで戦線離脱、スタメンがまるでイースタンのようなヤクルトが17日、DeNA相手に快勝した。投打のヒーローは先発の小川(26)だ。投げては3安打1失点で完投の6勝目。今季2本塁打されている筒香を4タコに仕留めた。打っては同点の六回2死から勝ち越しの1号2ランを放ち、これが決勝
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リオ女子ゴルフ 風が吹けば“タイの飛ばし屋が有利”なワケ
選手たちは「風よ、おとなしく……」という思いだろう。リオ五輪女子ゴルフも男子と同じく予選落ちはなく、4日間72ホールで争う。初日の日本勢は無難なスタートを切った。大山志保(39)は4バーディー、3ボギーの70で回り、1アンダーの19位タイ。野村敏京(23)は2アンダーの11位タイにつけた。大山は「明
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バスケ米代表 C・アンソニーはNBAのオピニオンリーダー
リオ五輪バスケットボール男子1次リーグの豪州戦で、五輪通算293得点をマークし、レブロン・ジェームズが持つ米代表の最多得点記録を更新したカーメロ・アンソニー(32=ニックス所属)。続くセルビア戦で12点、フランス戦で10点をマークし更新を続け、準決勝進出を決めた18日のアルゼンチン戦でも、7点を挙げ
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男子マラソン3選手が意気込み語る「後悔のないように…」
予想を覆せるか。リオ五輪日本代表の男子マラソン勢が現地17日に記者会見を行った。佐々木悟(30)は、「どういう展開になるかは分からないが、力を出し切りたい」と言えば、36歳の石川末広は「参加するだけでなく、勝負をしに来ている。ひとつでも上の順位を目指す」と言った。左足が万全ではない31歳の北島寿典は
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団体銅の福原愛 4年後に言葉濁す「まずはゆっくり休む」
一夜明けて喜びを噛みしめた。リオ五輪の卓球女子団体で銅メダルを獲得した福原愛(27)、石川佳純(23)、伊藤美誠(15)の3人がリオ市内で会見を開いた。チーム最年長で主将の福原は「昨日は試合が終わってからずっと夢なんじゃないかという思いが強かったけど、だんだん実感が湧いてきた」と笑顔。一方、最年少の
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プロスカウトが厳しく評価 夏の甲子園で株を上げたのは誰だ
「甲子園で評価を上げたのは寺島(183センチ、85キロ、左投左打、履正社)と今井(180センチ、72キロ、右投右打、作新学院)だね」ネット裏のスカウトが口を揃えてこう言った。最速149キロの寺島は、14日の横浜(横浜)戦で雨と雷による2度の中断を挟みながら集中力が切れることなく1失点で完投勝ち、スカ
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W杯代表松山英樹と“ペア候補”谷原秀人との気になる相性
男子ゴルフの28カ国・地域別対抗戦「ワールドカップ」(11月24日~)の出場選手が15日(日本時間16日)に発表され、世界ランク20位の松山英樹(24=写真)が日本代表として初出場する。3年ぶり58回目の開催で、各国の世界ランク上位選手が1人を指名してペアで戦う。開催国の豪州代表は同ランク1位のJ・
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明徳義塾戦で6連打 嘉手納の“集中打”は甲子園だからこそ
「今までの自分たちなら大量点を奪われたところで諦めていた。追い上げる姿を見せられ、チームとしても成長できた」16日、明徳義塾(高知)に敗れた嘉手納(沖縄)の主将・大石が目を腫らしながらこう言った。初戦は春季関東大会を制した前橋育英(群馬)相手に、七回、5連打を含む打者12人の猛攻で8得点。この日も八
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初の金に追い風 女子バド“タカマツ”は決勝の相手と7勝4敗
日本の「タカマツ」ペアが銀メダル以上を確定させた。現地16日のリオ五輪バドミントン女子ダブルス準決勝で高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)が韓国ペアにストレート勝ち。日本時間19日午前0時30分に行われる決勝で、日本勢初の金メダルを狙う。高橋が「今大会で一番いい試合」と振り返った準決勝は、第1セット
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“奇策”で20年ぶり快挙 女子陸上5000m上原美幸が決勝へ
驚異的な「逃げ」を見せた。16日、リオ五輪陸上女子5000メートル予選に出場した上原美幸(20)が1組で7着(15分23秒41)に入り、全体の14位で決勝進出を果たした。同種目で決勝に進むのは、96年アトランタ五輪で4位(15分9秒05=当時の日本新)に入賞した志水見千子(46)以来、20年ぶりの快
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1カ月先発せず ハム大谷“右手中指マメ”はどれほど深刻か
193センチの日本ハム・大谷翔平(21)が、小さな小さなマメに苦しんでいる。7月10日の登板で右手中指のマメを潰し、皮がめくれるケガ。7月24日に中継ぎ登板するも、栗山監督から「フォームが崩れている」と指摘された。16日も「3番DH」で出場するなど、ケガから1カ月以上経った現在も先発復帰のメドが立っ
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セ最下位中日に6回113球 G菅野1カ月ぶり“試運転”で7勝目
「月に1回しか勝っていないので、すごく久しぶりの感じ。自分自身のことより、チーム状態がいいので波に乗れるようにと思って投げました」左足親指の負傷から復帰したばかりの巨人の菅野智之(26)が、16日の対中日戦で7月9日以来となる7勝目を挙げてこう言った。6回を投げて4安打無失点、7奪三振。得点は許さな
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シンクロデュエットで銅 乾・三井組に“リフト50cm”の差
お家芸が復権を果たした。リオ五輪シンクロナイズドスイミングのデュエット決勝で日本の乾友紀子(25)、三井梨紗子(22)組が188.0547点で銅メダル。この競技では北京以来2大会ぶりのメダルを獲得した。前日のテクニカルルーティン(TR)予選で4位に終わり、ライバル・ウクライナの後塵を拝した日本。2人
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米に負けメダル逃す 日本女子バレー「世代交代」への不安
予想通りの惨敗に終わった。日本時間17日、リオ五輪バレーボール女子の準々決勝で日本は米国に0―3のストレート負け。ベスト8での敗退となり、前回のロンドン五輪で獲得した銅メダルに続く2大会連続のメダルには手が届かなかった。試合後、真鍋監督が「アメリカの壁は厚かった」と悔やんだように、米国は世界ランク1
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男子三段跳びで金 “記録男”C・テーラーの次なる野望
リオ五輪陸上男子三段跳び決勝で、ロンドン五輪王者のクリスチャン・テーラー(26=米国)が連覇で金メダルを獲得した。1回目の跳躍で流れは決まった。落ち着いた様子で登場したテーラーは、いきなり今季世界最高の17メートル86をマーク。1回目で自己ベストの17メートル76を跳んだウィル・クレイ(25=米国)
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