美浦トレセン発秘話
2019/06/20
【アハルテケS】スター候補ゴライアス「ここからが本当の勝負」
ト1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週末に大挙156頭が競走除外されるJRA史上最悪の事件が起きた。薬物問題は競馬の根幹を揺るがす事象。検査前の物品を販売した行為は論外だし、隠蔽疑惑を抱かせた発覚経緯もあまりにお粗末。公正確保を全うしたJRAの対応が評価される一方で、管理体制の甘さを指摘する声2019/06/20東京スポーツ詳しく見る
2019/06/13
凱旋門賞挑戦フィエールマン 札幌記念ステップは手塚調教師が周到に準備したモデルケース
【美浦トレセン発秘話】今週から夏の北海道シリーズ(函館開催)が開幕。美浦でも関係者とのあいさつに出張の話題が交じるなど、いよいよローカルモード突入の趣が増してきた。そんな折、札幌記念(8月18日=札幌芝2000メートル)をステップに凱旋門賞(10月6日=パリロンシャン芝2400メートル)に挑むフィエステップ パリロンシャン芝 フィエールマン ローカルモード突入 凱旋門賞 凱旋門賞挑戦フィエールマン 函館競馬場 函館開催 北海道シリーズ 手塚調教師 手塚貴久調教師 指揮官 札幌芝 札幌記念 札幌記念ステップ 美浦 美浦トレセン発秘話 関係者2019/06/13東京スポーツ詳しく見る
2019/06/06
日曜東京芝千八デビューのワーケアに“大物の相”あり
【美浦トレセン発秘話】先週の安田記念は当欄が懸念した通り、煮え切らない一戦となった。着順を馬番で示せば、5→2→14→6→4→7→1→8→16→13→3→12→9→10→11→15。ロジクライの斜行で外枠4頭に不利があったとはいえ、14番アーモンドアイを除けば、上位に来たのは軒並み馬番が1桁の組だ。2019/06/06東京スポーツ詳しく見る
2019/05/23
【日本ダービー】ニシノデイジーにあって3強(皐月賞1~3着馬)にないもの
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】「クイーンCの時は馬がイライラしてたけど、今回は中2週でも落ち着きがあり、カイバ食いもバッチリ。追い切りの感触も抜群だったからレースが楽しみです。うん、今週はカーニバルだな、カーニバル!」オークス当該週にこう語ったのはカレンブーケドール担当の中村雄貴助手。まさ2019/05/23東京スポーツ詳しく見る
2019/05/15
【オークス】抽選対象もジョディーに“フロントランナー革命”の期待
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】近年、メジャーリーグを席巻するのがフライボール革命。ゴロよりもライナー、フライのほうが得点効率が高いというデータに基づき、角度をつけた打球を狙う戦法である。果たしてこの“革命”は日本でも成し得るかだが、個人的な答えは限りなくNO――。攻めだけでなく、守りの手法2019/05/15東京スポーツ詳しく見る
2019/05/09
【ヴィクトリアマイル】三浦皇成&フロンテアクイーンのダブルGI初制覇ある!
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】美浦居残りになった先週土曜は、連休でごった返す阿見WINSを経由して帰宅。購入した馬券を手にワクワクしつつテレビをつけると、すでに不穏な空気が漂っていた。画面に映し出されたのは、大粒のひょうが爆音とともに芝コースに飛散するシーン。五月晴れの千葉からは想像できな2019/05/09東京スポーツ詳しく見る
2019/05/02
10年ぶりダービー出走へ2頭出し狙う武藤厩舎
【美浦トレセン発秘話】日曜(28日)の夕刻に晩酌をたしなんでいると、「今日は平成最後の“山村デー”でしたね」とのメールが届いた。何かといえば、東京・スイートピーSは国枝厩舎がV、天皇賞・春は手塚→尾関厩舎のワンツー。さらに香港・クイーンエリザベスII世Cは畠山厩舎が制覇…わが担当厩舎が3場メインジャ2019/05/02東京スポーツ詳しく見る
2019/04/25
アーモンドアイ 凱旋門賞断念は競馬史において大きな損失ではないか
【美浦トレセン発秘話】アーモンドアイ陣営が「ベストのレース選択ではない」との理由で凱旋門賞断念を先日、表明した。ビジネス的な観点から言えば「正論」だろう。年商100億円も夢ではない種牡馬と違い、一年に一頭しか子供を産まない繁殖牝馬に付加価値たる勲章は不用。夢への挑戦よりも、無事に血を残すことが牧場に2019/04/25東京スポーツ詳しく見る
2019/04/03
注目新人・大塚海渡 自厩舎の騎乗馬で初Vチャンス到来
【美浦トレセン発秘話】本来であれば山村大先輩のコーナーですが、ドバイから取材記とお土産(多分)をお持ち帰りの途中ということで、今週は小生が担当。今日ばかりは、どうぞお付き合いください。東京の桜は満開を過ぎ、いよいよ春シーズンが到来。GIばかりに視線が向くものの、ローカルが主場の身としては、ひと足先に2019/04/03東京スポーツ詳しく見る
2019/03/20
【高松宮記念】中京芝なら左回りで切れが違うペイシャフェリシタ
芝1200メートル)美浦トレセン発秘話】「高松宮記念はダイメイプリンセスを相手に完勝した一昨年の浜松S(1600万)から意識してきた舞台。ぜひとも使いたくて、シルクロードS(7着)、オーシャンS(4着)と続けて使って賞金加算を狙ったんですが…。結果として2分の1の抽選とは、何とももどかしいですね」ペ2019/03/20東京スポーツ詳しく見る
2019/02/28
【弥生賞】ニシノデイジー&ラストドラフト両陣営が口にするサートゥルナーリアへの対抗心
4皐月賞優先出走権)美浦トレセン発秘話】皐月賞の「王道トライアル」たる弥生賞を迎えると、クラシックの蹄音がグッと身近に迫った感覚を覚える。だが、それ自体がすでに時代錯誤ではないか。そんな危惧も同時に抱いている。近8年の皐月賞馬の前哨戦をひもとけば、共同通信杯4回、スプリングS3回、毎日杯1回。弥生賞2019/02/28東京スポーツ詳しく見る
2019/02/14
来年のフェブラリーS 東の注目若駒を言わずにはいられない
【美浦トレセン発秘話】来年のことを言えば鬼が笑うという。だが、言わずにはいられない。西高東低の図式がとりわけ顕著なのがダート路線で、フェブラリーSがGI昇格後、関東馬のVはわずかに3回。昨年ノンコノユメが制するまで実に19連敗(地方競馬所属馬Vが1回)を記録した。今年のフェブラリーSも東から参戦は昨2019/02/14東京スポーツ詳しく見る
2019/02/07
【京都記念】ハートレー陣営が復活に手応え「セン馬の体になじんだ」
外2200メートル)美浦トレセン発秘話】手塚貴久調教師がかつて当方にこう語ったことがある。「馬も人もおおかた見た目がすべて。見かけによらないって言葉もあるけど、それがまれだからこそ言うんであってね」確かにその通りだ。人の体格を見ればおおよその運動能力は想像がつくし、性格、知性はおのずと顔ににじみ出る2019/02/07東京スポーツ詳しく見る
2019/01/31
JRA賞授賞式で見た「人と馬を育てる」チーム国枝の強さ
【美浦トレセン発秘話】「人は馬を育て、名馬はさらに人を育てる」――それを当方に再認識させたのが、28日に取材を兼ねて出席させてもらったJRA賞授賞式だ。式典で最大の喝采を浴びたのは年度代表馬に選出されたアーモンドアイの関係者だったが、感心させられたのは自然体たるその振る舞い。壇上の国枝栄調教師が「や2019/01/31東京スポーツ詳しく見る
2019/01/24
全力で応援したい京都遠征のサトノラディウス&ペイシャフェリシタ
【美浦トレセン発秘話】サラブレッドは誕生以前から、人間の意志にあまねく支配される運命にある。血統構成の決定に始まり、入厩先やレースおよび騎手の選択、馬具の装備やカイバの量、場合によっては性転換(去勢手術)に至るまで、人間の都合で生涯の大半が決まっていく。かつて某騎手がレース後の談話を「馬は頑張った」2019/01/24東京スポーツ詳しく見る
2019/01/17
【トレセン発秘話】ベテラン厩務員に聞いた「ファンを悩ます冬場の馬体重」
【美浦トレセン発秘話】先週東西の古馬オープン計4競走で、10キロ以上の馬体増で出走した馬が9頭いた。とりわけ、明暗が分かれたのが京都開催。14キロ増だったムイトオブリガード(2番人気)は日経新春杯6着、10キロ増のメイショウテッコン(6番人気)は同9着と凡走。対して淀短距離Sで14キロ増のナインテイ2019/01/17東京スポーツ詳しく見る
2018/12/27
【ホープフルS】ニシノデイジー 4戦のキャリアが「大きな武器」
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】有馬記念前日の土曜。美浦で朝追いの最中、藤沢和雄調教師が興味深い話を伝えてきた。「レイデオロを来年も走らせるなら、ジャパンCをスキップしたのは悪くない選択だよ。たとえば30年前の外国産馬。いわゆる(外)馬はたとえ二流血統でも、当時の日本生産馬とは根本的なスピー2018/12/27東京スポーツ詳しく見る
2018/12/20
【有馬記念】ブラストワンピース陣営が明かすVへの“2条件”
内2500メートル)美浦トレセン発秘話】秋のGIシリーズが始まったかと思えば、あっという間のグランプリウイーク。月日の過ぎる早さに年齢を感じずにはいられず、翌週(28日)にはホープフルSという2歳GIも確かに控えているのだが…。有馬記念こそ年末の風物詩。時は流れても、その位置づけだけは不思議と昔から2018/12/20東京スポーツ詳しく見る
2018/12/13
【朝日杯FS】重賞2勝馬ニシノデイジーをしのぐ?マイネルサーパスの潜在能力
外1600メートル)美浦トレセン発秘話】競馬にタラレバが不要であるのは百も承知。それでも関係者さえ時にそれを用いたくなる局面が訪れるのが、競馬の醍醐味かもしれない。たとえば今春ダービー。レース直後に「もしアーモンドアイが出走していれば、何馬身差で勝っただろうか」と国枝厩舎の某スタッフが思わずつぶやい2018/12/13東京スポーツ詳しく見る
2018/12/06
【師走S】“綱渡り馬”フェニックスマーク 4戦4勝の中山なら狙える
ト1800メートル)美浦トレセン発秘話】時にふと思う。馬券の当たり外れになぜこうも一喜一憂し続けているのだろうと。ただ、思い起こせば幼いころから不安定なものは好きだった。サーカスなら綱渡り、大道芸なら自転車や椅子を使ったアクロバットに魅了され、自分自身も一輪車に挑戦したり、塀の上を竹馬で歩いたりもし2018/12/06東京スポーツ詳しく見る
2018/11/22
【ジャパンC】アーモンドアイに国枝陣営の想像を超えた「神秘とミラクル」
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】「彼女は特別な馬です」パートナーのアーモンドアイに対して主戦クリストフ・ルメールが頻繁に用いる表現だ。ただ、何をもって「特別」かはいまだ語られず。3冠を制したからか、牝馬のカテゴリーを超える存在だからか、もしくは世界を見据える器だからか…。騎乗した者にしかわか2018/11/22東京スポーツ詳しく見る
2018/11/15
【マイルCS】雌伏の時を経たミッキーグローリー&戸崎圭に期待
外1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週日曜の京都競馬場で衝撃的な出来事が起きた。第1Rから第11Rエリザベス女王杯に至るまで、勝利騎手の名前が、すべてカタカナで埋め尽くされたのだ(内訳はモレイラ5勝、ルメール3勝、C・デムーロ3勝)。最終12Rこそ藤岡佑が勝利して“完全制覇”を免れたが、2~42018/11/15東京スポーツ詳しく見る
2018/11/08
【エリザベス女王杯】フロンテアクイーン陣営の「情」かノームコア陣営も「非情」か
外2200メートル)美浦トレセン発秘話】クラシック3冠を制したアーモンドアイが出なければ、牝馬重賞で今季負けなしのディアドラも不在。強者不在の今年のエリザベス女王杯は、ある意味で多様化したJRA・GIの形骸化を意味する皮肉な女王決定戦である。しかし、個人的には非常に興味深い戦いとなった。それはフロン2018/11/08東京スポーツ詳しく見る
2018/11/01
【JBCクラシック】サウンドトゥルー 中央開催でも連覇の“伝統”引き継ぐ
ト1900メートル)美浦トレセン発秘話】JBCが創設18年目にして舞台を中央に移して開催される。主催者の潤いを考えれば地方開催がベターなのだろうが、あえて地方側からJRAに依頼した大きな理由が「JBCの知名度のアップ」だという。今開催を捨ててでも得たいのは、幅広い層への認知度。それが上がれば、来年以2018/11/01東京スポーツ詳しく見る
2018/10/18
【菊花賞】グロンディオーズ 鞍上モレイラの反骨騎乗見られるか
外3000メートル)美浦トレセン発秘話】先週木曜(11日)の美浦ではジョアン・モレイラのJRA騎手試験不合格がトレセンの話題を一手に集めていた。「他の国なら三顧の礼を尽くしてでも迎え入れたいスーパージョッキー。それがあっさり不合格なんだから…。日本の競馬にとっては本当にもったいない結果だったね」こう2018/10/18東京スポーツ詳しく見る
2018/10/11
【秋華賞】アーモンドアイ 常識破りの臨戦過程でも不安がない秘密
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】史上5頭目の牝馬3冠達成なるか。今年の秋華賞の焦点はその一点に尽きる。メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ…。過去4頭はいずれもTRローズSを叩いての偉業達成。対して釘傷によりぶっつけ出走を余儀なくされた1993年2冠馬ベガは、エリザ2018/10/11東京スポーツ詳しく見る
2018/10/04
【毎日王冠】アエロリット菊沢調教師が語るモレイラのすごさ
皇賞・秋優先出走権)美浦トレセン発秘話】ジョアン・モレイラ(35)が2日、JRA騎手一次試験(競馬法規にまつわる筆記試験=英語でも可)を受験した。突破すれば翌年1月30日の二次試験(日本語による学力&騎乗技術に関する口頭試験ほか、身体検査、人物考査など)に進み、最終合格は2月12日に発表されることに2018/10/04東京スポーツ詳しく見る
2018/09/27
【スプリンターズS】史上初のJRA同一GI・3連覇に挑むレッドファルクス陣営から“気になるひと言”
外1200メートル)美浦トレセン発秘話】今年のスプリンターズSには前人未到の大記録がかかっている。レッドファルクスによる史上初のJRA同一GI・3連覇だ。昨年はGI昇級後で3頭目となるスプリンターズS連覇を成し遂げ、サクラバクシンオー、ロードカナロアという歴史的名スプリンターと肩を並べた同馬にすれば2018/09/27東京スポーツ詳しく見る
2018/09/20
【芙蓉S】国枝厩舎の次代を担うボスジラ 2戦目でどう変わるか
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】先週水曜(12日)午後3時50分。普段よりやや早めに国枝厩舎に足を運ぶと、洗い場に懐かしい顔を見つけることができた。「先ほど検疫から上がってきたんですよ」と声を弾ませる根岸真彦助手。体にボリュームこそ増したが、つぶらな瞳や、品のあるたたずまいは春当時と何ら変わ2018/09/20東京スポーツ詳しく見る
2018/09/13
【セントライト記念】コズミックフォース佐藤助手「勝ってほしいような、ほしくないような」発言の真意
1菊花賞優先出走権)美浦トレセン発秘話】果たしてどこまで強いのか――。セントライト記念の焦点はこの一語に尽きようか。主役は骨折で春のクラシックを棒に振ったレイエンダ。3戦3勝の無敗実績に加えてダービー馬レイデオロの全弟たる血統背景が、スーパーホース誕生の期待を高めている。もっとも実績はまだ1000万2018/09/13東京スポーツ詳しく見る
2018/08/30
【札幌2歳S】メンバー唯一の札幌新馬勝ち馬クラージュゲリエは重賞級の器
芝1800メートル)美浦トレセン発秘話】関係者がザワつく出来事が先週の札幌で起こった。想定段階で新馬戦が4頭、2歳未勝利はわずか3頭。揃ってレース不成立(5頭未満)の可能性を帯びていたのだ。「2歳戦を充実させたいという施行側の意図はわかるが、後がない3歳未勝利の出走がこの時期の大半の厩舎の優先事項。2018/08/30東京スポーツ詳しく見る
2018/08/23
【キーンランドC】トゥラヴェスーラは短距離戦線の勢力図を塗り替えるか
ターズS優先出走権)美浦トレセン発秘話】いつか出る、いつか出ると思わせながら、簡単には出現しない。それが短距離界の主役なのかもしれない。近年ではロードカナロア、古くはタイキシャトル。路線に華を生むのは、勝つべくして勝つ絶対王者の存在。明瞭な対決図式があってこそ、勝負の光と影、そのコントラストが見る側2018/08/23東京スポーツ詳しく見る
2018/08/16
【札幌記念】アイトーン 滞在効果で皐月賞とは別馬の好仕上げ
芝2000メートル)美浦トレセン発秘話】普段、美浦にいる時は、めったに耳にしないが、北海道に来ると頻繁に聞かれる言葉。それが「滞在向き」というフレーズだ。「しっかり食べさせ、しっかり攻める。この基本ができる馬が揃ってきた」国枝厩舎の躍進の秘密をかつて番頭格の佐藤勝美助手に尋ねた際、戻ってきたのがこの2018/08/16東京スポーツ詳しく見る
2018/08/09
【エルムS】“走る時”が分かりやすいリーゼントロック
ト1700メートル)美浦トレセン発秘話】昨日の当欄で栗東・高岡記者がDr.コパこと、小林祥晃オーナーの馬運の強さに触れていたが、今週札幌のGIIIエルムSにリーゼントロックを送り出す“ハマの番長”こと、三浦大輔オーナーもなかなかの馬運の持ち主ではなかろうか。実は先週の札幌(芝千二)でも、同オーナーが2018/08/09東京スポーツ詳しく見る
2018/08/02
【札幌日経オープン】3連覇かかるモンドインテロ 札幌に来ると極端に強くなるワケは…
芝2600メートル)美浦トレセン発秘話】「(マスコミは)“さあ3連覇”って持ち上げてくれますが、重賞でなくオープン特別ってのが正直、微妙ですよねぇ。突き詰めれば、最初に勝った2年前からステージが上がってないってことの裏返しですからね」今週の土曜札幌メイン・札幌日経オープンに担当馬モンドインテロを送り2018/08/02東京スポーツ詳しく見る
2018/07/12
【名鉄杯】得意の夏&左周り千八ダートでローズプリンスダム狙いが妙味
ト1800メートル)美浦トレセン発秘話】夏のローカル開催の馬券は「シンプル・イズ・ザ・ベスト」。それを改めて痛感させたのが先週の日曜(8日)福島メイン・七夕賞だ。単勝万馬券、3連単256万円超の大波乱で「何がシンプルか」の声も聞こえてきそうだが、3着パワーポケットはハンデ50キロの最軽量馬。2着マイ2018/07/12東京スポーツ詳しく見る
2018/07/05
【七夕賞】諦めなくなったマイネルフロスト 昨年2着以上も期待できる!
芝2000メートル)美浦トレセン発秘話】全休明け(3日)の美浦トレセンで複数の関係者が、こんな言葉を口にした。「急に暑くなったせいか、馬がバテ始めた」関東圏は連日の気温30度超え。梅雨明けとともに一気の夏到来である。調教終了時には打ち水がされ、馬房の前にはスダレが立ち並ぶ。各厩舎が“戦力”の体調管理2018/07/05東京スポーツ詳しく見る
2018/06/28
【ラジオNIKKEI賞】遅れてきた大物フィエールマン「勝ったら秋の目標はジャパンC」
芝1800メートル)美浦トレセン発秘話】延べ10週の東京連続開催が終了し、中央競馬はいよいよ本格的なローカルモードへ突入。ふと気になり福島の週間天気予報を調べてみれば、気温は週末まで連日の30度超えである。ミッキーロケット快勝の宝塚記念を踏まえても「格より調子」の格言を重視すべき季節を迎えたのだろう2018/06/28東京スポーツ詳しく見る
2018/06/21
【宝塚記念】“タフな男”が見当たらないなら今年も近5年馬券圏内の牝馬か
内2200メートル)美浦トレセン発秘話】「男はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」初めてこの言葉に出会ったのは、角川映画「野性の証明」だったか。当時、思春期真っただ中の記者にはかなり刺激的な宣伝文句であり、引用元となる私立探偵フィリップ・マーロウ=そのハードボイルド2018/06/21東京スポーツ詳しく見る
2018/06/07
【マーメイドS】アルジャンテ 格上挑戦でも不気味だ!
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】先週の当欄で「安田記念に王道なし」と記したが、まさに結果はその通り。優勝は安土城S・2着から異例の連闘策を取ったモズアスコット。クリストフ・ルメールが最後まで騎乗にこだわった理由を、自らの走りで示すVでもあった。実績馬相手に重賞で1番人気に支持され続けた素質を2018/06/07東京スポーツ詳しく見る
2018/05/31
【安田記念】混戦を解くヒントがレッドファルクス尾関調教師の言葉に
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】日本ダービーは福永祐一騎乗のワグネリアンが見事なV。ゴールの瞬間、当方の頭に浮かんだのは福永初騎乗の1998年ダービー=キングヘイローの姿だった。「緊張で頭が真っ白になってしまった」と振り返ったように、押し出される形で大一番にして、よもやの逃げ。従来のスタイル2018/05/31東京スポーツ詳しく見る
2018/05/24
【日本ダービー】皐月賞12着オウケンムーンに反撃の余地は残されているのか?
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】オークスから2日後の美浦トレセン。国枝栄調教師に優勝馬アーモンドアイのレース後の様子を尋ねると、こんな声が返ってきた。「今回?しっかり競馬をしてきたから、さすがに息は乱れていたなあ」レコードVの桜花賞直後でも、すぐに息が入った?怪物?でさえ、乗り切るのが至難の2018/05/24東京スポーツ詳しく見る
2018/05/17
【オークス】レッドサクヤは桜花賞の走りと厩舎の勢いでひそかに押さえたい血統馬
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】「やっぱり悪いところほど似るもんだよなぁ」マウレアを担当する森信次郎厩務員が、こう言って渋い顔を見せたのは桜花賞(5着)から3週後。栗東滞在から美浦に帰厩した直後だった。何かと思えば、歯替わりがあったという。「抜けた場所から永久歯がなかなか生えてこなくてね。不2018/05/17東京スポーツ詳しく見る
2018/05/10
【美浦トレセン発秘話】路線変更で気になる2頭
【美浦トレセン発秘話】先週のNHKマイルCのレース後、印象的だったのが、勝利したケイアイノーテックの鞍上・藤岡佑介の次なる言葉だ。「初めて追い切りで乗った時、本当にマイルの馬かと思うくらい操縦性が高かった。さらに、追って追ってエンジンがかかるタイプ。距離は延びてもいいと思う」示唆したのは中距離路線転2018/05/10東京スポーツ詳しく見る
2018/05/04
【NHKマイルC】ミスターメロディ マイル仕様に仕上げられ鞍上がマイラージョッキー福永なら…鬼に金棒!
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】競走馬の「距離適性」は予想の重要なファクターだが、手綱を取るジョッキーにも適性な距離やコースはあるのか?そんな素朴な疑問が浮かんだので、NHKマイルカップを前に、過去1年の芝1600メートルの勝率と1着数を調べてみた(20戦以上)。勝率ベスト5は以下の通り。【2018/05/04東京スポーツ詳しく見る
2018/05/03
【京都新聞杯】グローリーヴェイズ 秋への重要な懸け橋として「ここ一本」
外2200メートル)美浦トレセン発秘話】「ダービーに参加できるのは、ジョッキーとしてうれしい」これは先週の青葉賞をゴーフォザサミットで制した鞍上・蛯名正義の言葉である。馬のみならず人にとってもラストチャンスだったこの一戦。すでに本番の騎乗馬が決まっていたスーパーフェザーの福永、オブセッションのルメー2018/05/03東京スポーツ詳しく見る
2018/04/27
【天皇賞・春】トーセンバジル騎乗のミルコ 今回はどのオーダーメードムチを使う?
外3200メートル)美浦トレセン発秘話】一流のアスリートは道具へのこだわりも一流と言われる。マリナーズのイチローは角材1000本の中から選び抜かれた最高のバットを使用。「他人のバットを握ると、手に感覚が残るから、絶対に触らない」徹底ぶりらしい。競馬界では最強外国人ジョッキーのミルコ・デムーロがその筆2018/04/27東京スポーツ詳しく見る
2018/04/26
【青葉賞】ハーツ産駒の勢いも含めトラストケンシンに注目
ダービー優先出走権)美浦トレセン発秘話】左肩骨折(2か月前)を機に、南の小天狗で調教を見守ることが多くなった高橋文雅調教師。その彼が全休明け(24日)にポツリとつぶやいた。「実は最近、このまま乗らなくてもいいかなと思い始めたんだけど」人手不足の面もあり、2012年の厩舎開業以来、自ら馬にまたがるスタ2018/04/26東京スポーツ詳しく見る
2018/04/20
【マイラーズC】グァンチャーレで自身初の年間重賞3勝目を狙う古川のポリシーとは
安田記念優先出走権)美浦トレセン発秘話】トレセンの朝はこんなに早いのか…。競馬記者になり、それを痛感する毎日だ。先週から栗東トレセンの馬場開場時間は午前6時になり、6月第4週以降はさらに早まって5時。「早起きは三文の徳」が本当なら、トレセン関係者は全員が徳を享受しないとおかしい。“フルキチ”の愛称で2018/04/20東京スポーツ詳しく見る
2018/04/19
【マイラーズC】ヤングマンパワー 岩田との新コンビで善戦マン返上だ
安田記念優先出走権)美浦トレセン発秘話】ビッグレースになるほど、馬より人の役割が占める比重が大きくなる。改めてそれを感じさせたのが、エポカドーロが制した先週の皐月賞だ。デビューから最速上がりは皆無。そんな同馬の決め手不足を、鞍上・戸崎圭太は位置取りで補った。先行する3頭を無視し、決め手ある後続を真っ2018/04/19東京スポーツ詳しく見る
2018/04/12
桜花賞爆勝アーモンドアイ「ダービー挑戦」の可能性は?
【美浦トレセン発秘話】勝利の瞬間、現在メジャーリーグを席巻する大谷翔平の姿が頭に浮かんだ。何かといえば、桜花賞を圧倒的脚力で制したアーモンドアイの話である。片や二刀流、片やシンザン記念からのぶっつけ参戦。共通するのは過去に前例のない挑戦ということ。恥ずかしながら印は▲。大谷を当初酷評した米メディア同2018/04/12東京スポーツ詳しく見る
2018/04/05
【桜花賞】栗東滞在を選択したマウレアが不気味な存在
外1600メートル)美浦トレセン発秘話】自分はつかまっていただけ。勝利騎手が馬のセンスをたたえる際にまれに使う言葉だが、それと対照的な騎乗で勝利したのが、大阪杯(1日)のスワーヴリチャード=ミルコ・デムーロだった。ヨーイドンの流れを持続力の戦いに変えたマジックもさることながら、当方を感嘆させたのはそ2018/04/05東京スポーツ詳しく見る
2018/03/29
【大阪杯】黄金世代ウインブライトの限りない可能性
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】満開の桜が春の訪れを告げるのと同時に、今週の大阪杯からいよいよ今年の芝G?戦線の幕が開く。昨年は1番人気キタサンブラックが快勝。“1強”を年頭から力強くアピールし、年末の有馬記念まで突っ走ったが、今年もそんな象徴的シーンが待っているかもしれない。というのもGI2018/03/29東京スポーツ詳しく見る
2018/03/15
【スプリングS】陣営に穴ムードの2頭はライトカラカゼ&マイネルファンロン
5皐月賞優先出走権)美浦トレセン発秘話】2歳王者ダノンプレミアムが完勝した弥生賞から2週後、再び皐月賞の切符を懸けた戦いが東西で行われる。若葉SはホープフルS優勝馬タイムフライヤーが不動の主役だし、朝日杯FSの2着馬ステルヴィオがスプリングSで中心を担うのも確かだが…。気になるのはその波乱傾向である2018/03/15東京スポーツ詳しく見る
2018/03/08
【アネモネS】注目は底を見せていないレッドイリーゼ&ダノングレース
8桜花賞優先出走権)美浦トレセン発秘話】先週は阪神で桜花賞トライアル・チューリップ賞、中山で皐月賞トライアル・弥生賞が行われ、2歳時の勢力図が不変であることが明らかになった。まずチューリップ賞は阪神JFの1、2、3着馬が上位独占。2着リリーノーブルと3着マウレアの位置こそ入れ替わったが、2歳女王ラッ2018/03/08東京スポーツ詳しく見る
2018/03/01
【チューリップ賞】桜花賞へ背水の出走だが…マウレアは“持っている馬”
8桜花賞優先出走権)美浦トレセン発秘話】記者の記憶が確かなら阪神JFの翌週である。同レースを3着に終わったマウレアの今後について、管理する手塚貴久調教師に、せんえつを承知で直言した。桜花賞を狙うならクイーンCを使わず、2013年桜花賞を制した全姉アユサン同様、チューリップ賞をステップレースに選ぶべき2018/03/01東京スポーツ詳しく見る
2018/02/22
【中山記念】狙いは3頭のGI馬より4歳ウインブライト
I大阪杯優先出走権)美浦トレセン発秘話】平野歩夢が平昌五輪スノーボードハーフパイプで銀メダルを獲得した翌日(15日)の美浦トレセン。阪急杯にレッドファルクスを送り出す尾関知人調教師が複雑な笑みを交えて、こう語った。「1週前としては想定以上に馬にスイッチが入ってきた。ダブルコーク1440の連続技は、で2018/02/22東京スポーツ詳しく見る
2018/02/15
【トレセン秘話】国枝調教師に弟子入りした“大井の新戦力”大宮調教師「中央に負けない」
【美浦トレセン発秘話】2月も半ばに差しかかって美浦では、せわしない人の動きが目立ち始めた。競馬サークルにとって3月は“人事異動”の季節。開業や引退を目前に控えるトレーナーにとって、人生で最も忙しいのは実は、この時期である。そんな折、見慣れない一人の青年が唐突にトレセンに現れた。常に国枝栄調教師に寄り2018/02/15東京スポーツ詳しく見る
2018/02/08
【トレセン発秘話】オープン1勝馬イッテツ「豪州移籍の舞台裏」
【美浦トレセン発秘話】トレセン近くのコンビニでバッタリ出会った磐井圭一助手から、彼の担当馬に関する“衝撃ニュース”を告げられたのは3週間ほど前である。「いや、故障ではありません。オーストラリアへの移籍が急きょ決まったんですよ」話の主語はイッテツ。予定したGIIIシルクロードSに登録がなかったことから2018/02/08東京スポーツ詳しく見る
2018/02/01
【きさらぎ賞】グローリーヴェイズ尾関調教師が狙うミスターシービー伝説再び!?
外1800メートル)美浦トレセン発秘話】「山村さん、3冠馬ミスターシービーのターニングポイントは、ひいらぎ賞でしたっけ?それとも黒松賞だったかな?」先週、きさらぎ賞を予定するグローリーヴェイズの取材を試みると、管理する尾関知人調教師から思わぬ逆取材が飛んできた。かつて松山康久元調教師の連載に携わった2018/02/01東京スポーツ詳しく見る
2018/01/25
【美浦トレセン発秘話】日曜東京デビューのフィエールマンは“真の強さ”見せられるのか
【美浦トレセン発秘話】重賞未勝利のダンビュライトが快勝し、GI馬ゴールドアクターがシンガリ11着に沈んだ21日のGIIアメリカJCCは「頑強さ」がサラブレッドにおける重要な能力だと再認識させる出来事だった。優勝馬の唯一無二ともいえる武器は、朝日杯FS(13着)から始まり、皐月賞(3着)→日本ダービー2018/01/25東京スポーツ詳しく見る
2018/01/11
【日経新春杯】モンドインテロ 相性いい京都で“初夢”を現実に
外2400メートル)美浦トレセン発秘話】息もつかせぬ3日間開催で始まった2018年の中央競馬は、中山初日2R(203万5310円)を筆頭に10万円超の3連単配当が東西で21発飛び出すなど荒れに荒れた。そんなわけで新年早々から懐事情が厳しくなった当方だが、対照的に幸先のいいスタートを切ったのが手塚貴久2018/01/11東京スポーツ詳しく見る
2017/12/20
【有馬記念】枠番抽選の女神は誰にほほ笑むか?「不運男」蛯名が“持っている”アンプルール騎乗
内2500メートル)美浦トレセン発秘話】昨年の有馬記念で4096分の1の“ミラクル”が起きた。当事者はマリアライト(10着)に騎乗した蛯名正義。何がミラクルかといえば、収まった枠番である。2014年オーシャンブルー(16着)→15年マリアライト(4着)→さらに昨年と、彼の騎乗馬が3年連続で8枠16番2017/12/20東京スポーツ詳しく見る
2017/12/14
【ディセンバーS】22か月ぶり復帰のハートレー いきなり好走も
内1800メートル)美浦トレセン発秘話】先週木曜(7日)に発表された2018年度新規調教師の合格者。その中に加藤士津八の名前を見た時、ちょっとした感銘を受けた。出会ったころから少年のイメージが抜けなかったが、気づけば立派な青年調教師である。同助手はダービージョッキー・加藤和宏を父に持つ2世騎手として2017/12/14東京スポーツ詳しく見る
2017/11/30
【チャンピオンズC】昨年覇者サウンドトゥルーにとっての「勝つためのローテ」
ト1800メートル)美浦トレセン発秘話】勝つためのローテは確かにある。改めてそう思わせたのが、先週のジャパンCである。連覇を狙ったキタサンブラック(3着)には落鉄というアクシデントはあったが、GII京都大賞典からのステップだった昨年と違い、今年は天皇賞・秋からの“GI・3番勝負”。「すべて勝つのは難2017/11/30東京スポーツ詳しく見る
2017/11/23
【キャピタルS】かつての2歳王者ダノンプラチナ 復活のカギは「エクイパット」
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】全休明け(21日)の美浦トレセンで、多数の関係者から祝福を浴びる男がいた。先週東京の新馬戦(ロードライト)で待望の今季1勝目を挙げた嶋田純次である。「やっぱり(勝因は)日頃の行いがいいから」と声を掛けた武藤善則調教師を筆頭に、それぞれが我がことのように喜ぶのも2017/11/23東京スポーツ詳しく見る
2017/11/09
【エリザベス女王杯】ヴィブロスは“血の宿命”を覆せるか
外2200メートル)美浦トレセン発秘話】最初に断っておくが、決して自慢話ではない。馬単(1万3360円)を本線的中させた先週のGIIIみやこS。その経緯を記者が振り返るのは、血の宿命を再認識したからだ。テイエムジンソク(1着)◎は極めてナチュラル。想像力を働かせたのは▲ルールソヴァール(2着)のほう2017/11/09東京スポーツ詳しく見る
2017/11/02
【アルゼンチン共和国杯】プレストウィック陣営「アルバートと3・5キロ差」で波乱に自信
芝2500メートル)美浦トレセン発秘話】天皇賞・秋のレース直後の検量室。びしょ濡れになった平岩大典助手(大竹厩舎=グレーターロンドン)に“お疲れさま”の声を掛けると、興味深い言葉が返ってきた。「この状況で馬は頑張ったんじゃないですか。今日は心肺機能の高さで勝負が決まる、そんな馬場でしたからねぇ」ラス2017/11/02東京スポーツ詳しく見る
2017/10/26
【アルテミスS】ダノングレースの切れ味に注目
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】「笹田クンに聞いたら、エアスピネルは道悪の鬼だって。ウチのマイネルハニーと一緒で水かきがついてるらしい(笑い)。まあ、結果2着とはいえ58キロを背負っての走り。上積みが見込める本番が大いに楽しみになった」全休明けの24日、栗田博憲調教師がイスラボニータの富士S2017/10/26東京スポーツ詳しく見る
2017/10/19
【菊花賞】ウインガナドル騎乗の津村が迷いなき逃げ宣言!
外3000メートル)美浦トレセン発秘話】菊花賞が間際に迫り、ふと思い出したことがある。セントライト記念の翌週、手塚貴久調教師が記者にポツリと漏らしたひと言だ。「もし出てたら勝てたかって?う~ん、どうかなぁ。無事に出走できても、あの馬の切れ味には屈した気もするし…」“あの馬”とは菊花賞で1番人気が予想2017/10/19東京スポーツ詳しく見る
2017/10/12
【秋華賞】ムラ馬カリビアンゴールド 波乱の主役になれるか?
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】確かにムラ馬と言えばムラ馬だろう。何の話かといえば、秋華賞に出走するカリビアンゴールドだ。担当する吉田芳行厩務員の口癖は「この馬だけは競馬場に行ってみないと分からない。前日まで“すごくいいな”と思っても、当日に気配がガラッと変わっちゃうんだもん。変なスイッチが2017/10/12東京スポーツ詳しく見る
2017/09/21
【オールカマー】強い意気込み見せるルージュバックとモンドインテロに要注意
皇賞・秋優先出走権)美浦トレセン発秘話】台風18号の上陸で平常開催が危ぶまれた3日間競馬も無事終了。今週からJRAは通常モードに戻る。とはいえ、火曜(19日)全休による変則追いには続けて気を配る必要があろう。先週セントライト記念では、注目を集めたセダブリランテスが追い切りを予定した木曜(14日)朝に2017/09/21東京スポーツ詳しく見る
2017/07/20
猛暑で大荒れの福島競馬 狙いは「チャキチャキした」馬
【美浦トレセン発秘話】週明けの美浦で“舎弟”伴啓太に先週の奮闘(14番人気エテレイン2着)をたたえると、別世界を振り返るように言葉を返してきた。「今夏の福島競馬場は“どこでもサウナ”。乗っているほうとしては強烈な我慢大会でしたが、思ったより馬が頑張ってくれましたね」先週当欄でも記した通り、梅雨明け宣2017/07/20東京スポーツ詳しく見る
2017/07/06
【プロキオンS】東京しか知らないベストマッチョ 初の中京こそ最適の舞台だ!
ト1400メートル)美浦トレセン発秘話】夏競馬は基本的にコース巧者を徹底して狙うのが得策だ。例えば先週開幕した福島開催。南相馬特別(芝2000メートル)を3馬身半差で完勝したヒメタチバナは、それまで当舞台を4走して〈0・3・1・0〉と堅実だったし、日曜12Rの500万下(ダート1150メートル)を制2017/07/06東京スポーツ詳しく見る
2017/06/29
【ラジオNIKKEI賞】前の豊か後ろの隼人か――ポイントは吉田兄弟の取捨
芝1800メートル)美浦トレセン発秘話】上半期のGI最終戦・宝塚記念を終え、今週から本格的な夏競馬がスタートする。福島への舞台替わりにフレッシュ感を覚えるのは当方だけではあるまい。“ガチ”もいいが、時には人生“遊び”も大事。ローカルで酒を飲める喜びに浸って言うわけではない。少し肩の力を抜いて競馬を見2017/06/29東京スポーツ詳しく見る
2017/06/22
【パラダイスS】グランシルク“つなぎ”の一戦制し夏の主役の座を狙う
芝1400メートル)美浦トレセン発秘話】ひと足早く北海道シリーズが先週からスタートしたが、今週の東京、阪神を最後にJRAの前期日程が終了。舞台は中京、福島へと流れて本格的な夏競馬がスタートする。フルゲート18頭の宝塚記念にエントリーが11頭と寂しいのは、適材適所、サラブレッドの住み分け、使い分けの思2017/06/22東京スポーツ詳しく見る
2017/06/08
安田記念Vサトノアラジンより目立ったサトノティターンの今後に注目
【美浦トレセン発秘話】「去年(6月5日)がロゴの日なら、今年(6月4日)はロジの日だな」ロジチャリスを送り出す国枝栄調教師が戦前にこう話した安田記念。むろん競馬が語呂合わせで毎度決まるはずもなく、レースも戦前のイメージとは正反対のハイペース(前半3ハロン33秒9)に。同じ逃げでも堂々の力勝負に出た田2017/06/08東京スポーツ詳しく見る
2017/06/01
【安田記念】レッドファルクス尾関調教師「弱気発言」の表と裏
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週の日本ダービーはレイデオロが名伯楽・藤沢和雄調教師に初栄冠をもたらす劇的V。その決着に至る道程は、極めてファンタジックな攻防に満ちていた。最初に“魔法”をかけたのは、酸いも甘いも知る32年目のベテラン・横山典弘(マイスタイル)。ハナに立ち刻んだラップ(5ハ2017/06/01東京スポーツ詳しく見る
2017/05/18
【オークス】カリビアンゴールドにホウオウパフューム…前走負け組に今年のオークス馬が潜んでいる?
芝2400メートル)美浦トレセン発秘話】「やっぱり若い女の子は難しい。その日の気分に左右されちゃうもん」ヨッチャンこと吉田芳行厩務員が以前にこう漏らしたことがある。むろん“硬派”で鳴らす彼のこと、プライベートではなくお馬さんの話である。今週オークスに出走するカリビアンゴールドは、昨年9月のデビューか2017/05/18東京スポーツ詳しく見る
2017/05/11
【ヴィクトリアM】NHKマイルCの2着馬とダブるフロンテアクイーン
芝1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週のNHKマイルCは1着アエロリット→2着リエノテソーロと牝馬のワンツー決着。牡馬以上とされる3歳牝馬のレベルを高らかに示す結果だった。とはいえ、◎ボンセルヴィーソ(3着)=○アエロリットを大本線に馬券勝負した記者にとっては、2着馬の激走が何とも恨めしい。リ2017/05/11東京スポーツ詳しく見る
2017/04/27
【青葉賞】マイネルスフェーンに“第2の奇跡”あるか
ダービー優先出走権)美浦トレセン発秘話】これは血のなせる“奇跡”だろうか。何のことかといえば、今週のダービートライアル・青葉賞に出走を予定するマイネルスフェーンの話である。それはGIII京成杯(3着)の翌週の、管理する手塚貴久調教師の落胆した表情から始まる。「レース後に歩様が乱れて、検査した結果が肩2017/04/27東京スポーツ詳しく見る
2017/04/20
【マイラーズC】皐月賞の教訓を生かしたい関東馬の適性
安田記念優先出走権)美浦トレセン発秘話】先週のクラシック第1冠・皐月賞はアルアイン→ペルシアンナイト、池江泰寿厩舎のワンツー決着だった。とはいえ勝敗のポイントは、厩舎力というより対応力ではないかと思っている。「弱メン」の前評判とは対照的に、決着は1分57秒8のコースレコードタイ。これが意味するものは2017/04/20東京スポーツ詳しく見る
2017/04/13
【皐月賞】成長具合が不透明なトライアルパス組より目に見えて変わったウインブライト
内2000メートル)美浦トレセン発秘話】3戦3勝の牝馬ファンディーナが閉ざされた69年の扉を開けんと皐月賞出走を決めたのは、いくつかの理由があろう。ただ、そのひとつに相手関係というファクターが潜んでいることは誰しも容易に想像がつく。下馬評で「主役不在」とされる今年の牡馬戦線。牝馬のチャレンジは往々に2017/04/13東京スポーツ詳しく見る
2017/04/06
【桜花賞】10年前の「ダイワスカーレットVSウオッカ」を超える高レベルレースになる
外1600メートル)美浦トレセン発秘話】GI桜花賞の1週前登録を見て、少々驚いたことがある。担当の加藤和厩舎ブラックオニキスの名前がそこになかったことだ。もしや故障?そんな疑念を加藤士津八助手にぶつけると、真逆の答えが返ってきた。「いいえ馬は無事、というか前走よりいい雰囲気です。それでも登録しなかっ2017/04/06東京スポーツ詳しく見る
2017/03/30
【ダービー卿CT】ロジチャリス 国枝調教師「理想は内枠」の願いがかなえば波乱の主役に
外1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週(26日)のGI高松宮記念は◎レッドファルクスで鉄板と思っていたのだが…。ご存じの通り、先に抜け出したセイウンコウセイを捕らえ切れず、レッツゴードンキとの叩き合いにも敗れてまさかの3着。週明けの美浦で「枠が決まった時点でオレは嫌だなと思ったけどね」と尾関厩2017/03/30東京スポーツ詳しく見る
2017/03/16
【ファルコンS】コウソクストレート 前走シンザン記念惨敗でも狙いたいワケ
芝1400メートル)美浦トレセン発秘話】馬体重の増加は時に充実の証しだ。例えばアパパネ。2歳女王に輝いた阪神JF時はデビューから20キロ増の472キロ。さらに秋華賞は18キロ増(490キロ)で牝馬3冠を成し遂げた。先週の金鯱賞を制したヤマカツエースも、昨年は使うごとに体が減ったが、近走は逆に使うごと2017/03/16東京スポーツ詳しく見る